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2022年05月02日14:52

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スキンシップと愛語

  先日、NHK番組で、スキンシップが(愛や幸福ホルモンとも言われる)オキシトシン分泌を促すことがわかってきたので、学校や保育関係では子供たちに対して盛んにスキンシップするようになったが、「今はコロナ対策のため、できず、困っている」と聞いた。

  まず、以上に対して、何かの皮膚病でそれをしてやれない子も少数いるはず。その対策はされているのだろうか。

  何かの理由で出来なくても、代替策は必ずあるものだし、以上も現にある。正直な気持ちを持ち、愛の言葉を語り掛ければ、脳と遺伝子が活性化して、むしろ、スキンシップ以上のオキシトシン分泌になるわけである。オキシトシン発見以前から、愛の言葉が脳を活性化させることはアメリカでは研究され、常識化さえされている。何も子供に限らず、全世代がそう。死にそうな人に愛する人が声を掛け、元気になった話は昔から多いではないか。

  従って、「君も大切な子だよ」とか「みんな愛しているよ」と言語、文字、手話、点字で語れば良い。英語、韓国語、中国語も時には使って。まさに、仏教で説かれている愛語。

  逆に言うと、言葉を掛けず、いきなりスキンシップしても効果はあるのかと思いたくなる。例え子供に対しても、対異性でいきなりスキンシップしたら、アメリカではセクハラになり、大変な事になるとよく聞きますね。確かに、日本では、恋人や夫婦さえも愛の言葉を率直に言う習慣はないですね。その他の場はもっとそうです。それでは不明瞭だし、第一、本当に愛なのかも判らないわけです。

  万葉集には、極めて多くの率直な愛の言葉が多い。恋愛や夫婦愛はもちろん、親子や兄弟姉妹、友愛でさえも。日本は元々は愛の言葉の国でした。ところがいつの間にか、愛を語らず、暗黙の内に愛がある約束事みたいになっていった。目上のだれかが仲の良い男女を引き合わせて縁を作るお見合いみたいな事も行なわれた。二人はカップルになっても、無言で手をつなぎ、スキンシップ。でも、互いの愛の気持ちはこれでは伝わらないし、実際はもろい関係ですね。社会や生活が複雑化した今は、これでは男女に限らず、いかなる関係もできないでしょう。また、言葉が脆弱ならば、その代わりにお金で人を結ぼうとする。田中角栄以来の金権政治の根の一つかもしれない。日本で言葉が脆弱化した歴史的経緯は判りませんが、政治問題も出てきそうな根の深い問題だと思われます。外国の映画やドラマを見ると、アメリカ、フランス、中国、韓国、ロシアとどの国も特に男女は愛を言葉にします。「アメリカでは、愛を言葉化する」と聞きますが、何もアメリカだけではないのです。
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