昨日持ち帰ったマダラクワガタ材を解体してみた。もちろん狙いはマダラクワガタではない。赤色腐朽菌に分解された古めの材で、デバヒラタムシがいくつも入っていたので、他にも面白そうな微細甲虫を期待してのもの。日当たりの良いベランダに座り込んで解体始めるが、裸眼ではマダラクワガタさえよく見えていない。それよりはるかに小さな虫に至ってはよほど偶然が重ならないと見つからないことは、昨年のキイロチビコクヌストモドキ採集で経験済み。とりあえず細かく砕いて簡易ツルグレンにかけてソーティングを試みる。
いくらか作業を進めていくと妙にでかい甲虫が転がり出て驚く。正体はなんとゴホンダイコクコガネ。たまたま越冬のために腐食材の中に潜り込んでいたようだ。
かつては県内では東三河のごく一部でしか採集されていなかったのだが、ニホンジカの繁殖とともにもはや県内どこで採れても驚かない存在となってしまった。
ログインしてコメントを確認・投稿する