以下の悲惨な写真はニューヨーク・タイムスから。写真から読み解けるのは、ロシア軍が使った迫撃砲弾はただの迫撃砲弾ではないということ。
写真をつぶさに見て検証したが、これは一般的な迫撃砲弾、着発信管ではなく、マルチオプション信管を使った意図的な民間人殺害である。
自分としては、ロシア軍のことだから旧来の着発信管、地上に着弾して爆発する迫撃砲弾を使ったと思ったのだが、それなら犠牲者の近くなどにコンクリート道路をえぐった画像があるはずで、それがどこにもない、というよりも硝煙が兵士のやや上にあるところからみて、爆発高度を任意で設定できるマルチオプション信管を使った可能性が高い。
しかも通常の榴弾ではなく米粒大のペレットが飛散する明らかな対人用榴弾である。だから被害者の傷口が小さいのだ。
つまり、ロシア軍は人間の頭上で爆発する、対人用の榴弾を民間人に向け撃っている。
民間人はヘルメットも防弾チョッキもないからひとたまりもないだろう。
ロシア軍の非道さを思い知る。
Photo by Lynsey Addario for The New York Times
ログインしてコメントを確認・投稿する