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2022年03月06日13:27
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『冬のライオン』by 東京芸術劇場
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3/1(火)＠東京芸術劇場 プレイハウス
18：00開場／18：30開演 150分(含 休憩15分)
TVで幾度か放映された､映画｢冬のライオン｣は
幾度か観たことがある。
｢歴史｣は好きなので、
ｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞ プランタジネット朝初代の王ヘンリー�兇箸修硫搬欧�
1183年のクリスマス、王の後継者を決定すべく集まった数日の物語、
ということで
毎回、興味津々で見るのだけれど、
その淡々とした物語の進行に、結局いつも最後まで観切れず…
そんな作品を、
なんと！蔵之介さんが演ると言う！！
それなら、今度こそちゃんと観切れる！と
早々とチケットを獲って､楽しみにして当日を迎えた。
出演：
ヘンリー��/佐々木蔵之介
息子たち リチャード/加藤和樹 ジェフリー/永島敬三 ジョン/浅利陽介
愛妾･フランス王女アレー/葵わかな フランス王･アレーの異母兄/水田航生
王妃エレノア/高畑淳子
演出：森新太郎
作： ジェームズ・ゴールドマン
翻訳：小田島雄志
で、物語はと言えば
1183年、イングランド国王ヘンリー二世が迎える心休まらぬクリスマス。
跡目争い、領土紛争、王妃と若き恋人の確執…
今日こそ決着をつけようと、
王妃が、息子たちが、敵国の若き王が、愛妾が、それぞれの思惑を胸に、
王の城に集まる。
愛と憎しみと欲望と。
権謀術数渦巻く、高貴な人々の赤裸々な家族劇。
その結末は？！！
と、あっさり書けてしまう。
とある､自分勝手なオヤジが居て、
いくつも持っている会社の後継者を
３人の息子からどう選ぶか？に
息子に加え、妻や若い愛人､愛人の兄まで絡んで
ワイワイやいのやいの大騒ぎの１日。
と、我々庶民レベルに落とし込むと、
雲の上のロイヤル・ファミリーも我々庶民の家族も
結局、同じ人間。
欲にかられると凄絶な家族の争いが繰り広げられる とよくわかり、
そう思って観れば、
王位継承ウンヌンや領土問題やらに悩まされず、
芝居の｢軸｣が観得て、
そこでじっくり台詞劇の妙味を味わうことができるのだ。
なんだかんだ言っても、
夫で父で愛人である王に愛されたい家族たち。
それでも、自分が１番大事なヤツら。
誓いながら腹の中で裏切りを画策し、
そんな家族が騙し合い､本音を激白し､愛を叫ぶ。
小田島さんの訳と
俳優さん達の演技で、舞台劇らし〜い舞台を味わった。
それにしても、高畑さんの迫力！ 凄い！絶品！！
そして、蔵之介さん。
ついこの前、同じ舞台で
ひたすら真摯に治世に取り組む清の皇帝を演じていらしたのに。
次はどんな人物を演じて魅せて下さるのか？！
やっぱり、演劇って素晴らしい！
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