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2021年12月23日06:45

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アニメ構成上の問題3(境界戦機)

おはようございます、月影TAKAです。
今回も「境界戦機のアニメ構成上の問題」について語ります。

まず、個人の解釈では「境界戦機の全てがダメ」と個人的には思っています。
まず「抑え込みのフィルターが酷いくせにデザインが悪いし設定も悪い」と解釈できるからですね。
なんかこう…「出来の悪い中国製パチモンロボ」感が酷い。
イメージ的には「ガリアンみたいな世界観のロボットを強引に戦術機やガンダムっぽくして、これが俺達のガンダムだと言い張っている子供の発想の産物」としか解釈されない。

あれならまだバンダイの30MMや30MSを主役機や敵機に沿えた方がマシです。
まあ、デザイン以上に一番悪いのは「世界観であり、主人公の立場」ですわな。
そもそも、毎回リアル路線のロボットアニメ見てて思うのは「どうして主人公はその世界の現地人確定なんだ?」という点。
まあ、原因はほとんどが「マジンガーZやガンダム」もとい「鉄人28号が原因」とされていますがね。

そう「その話の1発目から既にその手の作品の主人公はその作品内の現地人だった」という点。
逆に「魔神英雄伝ワタルが成功したのはあえてその作品構成を無視したから」とも言える。
魔神英雄伝ワタルの主人公「戦部ワタル」は地球に住む少年である。しかし、彼がこの作品で戦うのは「創界山」がある世界である(後々世界規模が拡大)。
ようは戦部ワタルは「創界山がある世界」からすると救世主という立場以外では「そこで生まれた人でもなく他人に近い存在」でもある(ただし、そこで出会った人たちや仲間との絆は深い)。
またこれに続いて倣ったのが「ラムネ&40」とも言われている。

で、魔神英雄伝ワタルやラムネ&40が売れた理由は間違いなく「ファミコン普及時代」だったからですね。「RPGやロボットゲーム」がファミコンで出てその作風をアニメに反映させたのがこれらの作品とされる。

しかし、実は「リューナイトは魔神英雄伝ワタルやラムネ&40とは違う作品」というガチ理論を大半の視聴者は知らなかった点ですね。
一見するとリューナイトはこの2作品と同じ系統の作品に見えます(SD系ロボにRPG風の世界観と言えばほとんど同じです)。
ただし、この作品の主人公である「アデュー」はリューナイトの世界観である「アースティア」で生まれた主人公であるという事が確定している点ですね。
ようは世界観こそ似ているがアデューは「アースティアの現地人である」という違いがあります。
なお、戦部ワタルも馬場ラムネも「地球で生まれた主人公、その世界からすると来訪者」という立場である。
この違いから「リューナイトとその他2作品は違う作品」と解釈させるわけですね。

では「ガンダムや境界戦機の主人公はその世界で生まれた主人公でなければならないのか?」とされたら「主人公に世界のいびつさを感じさせないディストピア住民要素を求めたから」となる。
ようは「見ている視聴者は違和感を覚える事でも、主人公達にしたらその世界の常識のように浸透してしまっており違和感と感じない」という一種の麻薬症状の様な演出ですね(逆に上記の魔神英雄伝ワタルやラムネ&40の場合は主人公が別の世界の来訪者ということでその違和感にすぐに気づきます)。

境界戦機の世界観は明らかに「日本がディストピア要素もとい欠陥のあるユートピア要素を強制された世界」とも言えます(まあ、番組放送表現規定に基づいて奴隷演出や年齢制限に引っかかる演出は入れてませんが、放送枠が深夜枠にされている以上夕方放送はできない内容ですね)。
主人公は「日本が占領される前の世界は平和だった」という事は知っているが、「自分ではこの世界を変えられないことも知っている」&「自分一人ではこの世界を生きていけない」事も知っている。
ようは「自立する力のない子供が大人の都合や黒い部分に巻き込まれて流されていく話」にしか解釈されない。
これを酷い言い方をすると「番組力が弱い」と解釈されるからですね。
まだ同サンライズ系の「カウボーイビバップ」の方が数段マシとも解釈されるくらいです(ビバップの主人公はちゃんとある程度生活力がある賞金稼ぎの大人であり、「大人としての過去の決着をつけて死んだ主人公」であるため、これは見てて面白かったです)。

なお、補正として「欠陥のあるユートピア要素」とは「このユートピア要素は現代社会では完全に成立しない。成立させるためには他国を奴隷にしないと成り立たない」という欠陥要素です。
ようは「ヨーロッパの中世ユートピア思想」が境界戦機の世界観の骨組みになっており「そんな失敗作さっさとポシャらせろ」と非難を受ける原因となる。
これのネタバレをするとどこかのYOUTUBE解説にもあったけど「中世ユートピア思想は奴隷制度がまだあった時代で、この思想は底辺に奴隷がいないと成り立たない仕組みがある」という致命的欠陥が存在する。
しかも、中世ですらこの思想は「机上の空論」と言われたクソ子供発想であり大体は「ぼくがかんがえたさいきょうのりそうきょう⇒中世ユートピア思想」とまで言われている。
もちろん、境界戦機の日本が受けている世界観は、過度な奴隷描写が無くても「人身売買&過度な労働&人種差別」の3つの奴隷演出が成されており、ユートピア思想の問題点を知っていれば「この作品では日本人がユートピア思想の底辺である奴隷枠に入れらてしまっている」と解釈できる。

これが「境界戦機に対する嫌悪感を抱かせる原因」となっている。
しかも、今の流れであれば「主人公達がどうあがいても戦いに勝とうが世界の法則が変わらない」という無意味な悲壮感しかわかない(要は日本人向けに作られたアニメという解釈はない。海外向け…しかもそういう思想が国の文化の根幹に合ってそういう世界観でないと共感できない人種向けの作品としか解釈されない点ですね)。
まあ、個人的な作品を見たうえでの解釈では「ガンダム00のソレスタルビーイングに対して国連がいだいていた世界警察枠のポジ」ぐらいが最善の流れではなかろうか。
ようは「世界の紛争に対して小規模のレジスタンスが介入して戦争根絶を目指す日本とは関係ない個人集団」が終着駅の様な気がする。
もちろん、武器を供給している連中が実は戦争を引き越している黒幕であり各地の紛争を鎮火しに回ってもそいつらが新たな紛争を引き起こすため意味がない(同道巡りのたらいまわし)。
ようは「死の商人に金を儲けさせるだけ儲けさせて、あとは戦力がかなり小さくなったところで処刑される」というどこかのガンダム作品みたいな終わり方をするバットエンドしか読めないよな(笑)。
ネタバレをすると「閃光のハサウェイ」のオチがこれになります。
マフティーことハサウェイはクスィーガンダムを駆って地球連合軍に対して反旗を翻すが最終的にペーネロペーにクスィーガンダムは負けてハサウェイを逮捕。
その後、ブライト・ノアにもハサウェイが銃殺刑で処刑されたことを知らされて終わるのが閃光のハサウェイの最期になります(ようは最後にハサウェイは死にます)。

これと同じことを最終的に「境界戦機」もやりかねないし、もし主人公達が境界戦機の世界を戦い抜いても国を叩き潰す力でもなければこの設定を覆すのが不可能なのでどの道「オチも面白くないクソロボットアニメ(リアル路線ロボットアニメの欠陥を露呈させただけのアニメ)」としてサンライズもどきの愚行を代表する作品と解釈されるだけです。
そもそも「主人公達が独裁者になって日本に攻めてきた4国の国を強大な力で滅ぼした」とかしたら、酷い言い方をすると「日本以外全て沈没」と同じクソ演出になりかねません。
「法則を覆らせるためには日本を占領した国の大本を亡ぼすのが一番簡単。しかし、それをするとその国の連中が難民となりそれを日本が受け持たなくてはならないのでどの道アニメの構成自体がクソ構成でしかない」としか解釈されない。
まあ、そもそもその作品のスポンサー(出資者)どもが「そういう経路のお国の有権者」としか認識していないのでそこまで考えていないだろう。
ようは最終回迎えても「俺達の戦いはまだまだ続く」という打ち切りエンドで有耶無耶にすることしか判断できんわな。
それ以外では「むしろ、クソ面白くもない終わらせ方しか選択肢はない」とまで解釈される。
「主人公達が捕まって重犯罪者として奴隷みたいな扱いを受けるバッドエンド」か「日本のレジスタンスが壊滅させられて残された主人公達が武器商人(死の商人)に拾われて生きていくためにアメインを使える兵士という商品にされる」くらいが妥当なオチと思いますがね。

そういうエンドが嫌いなので「異世界・他惑星世界の話にすればよかった」と思ってるんですよね。
しかも、魔神英雄伝ワタルやラムネ&40みたいな「元々は地球に住んでいた地球人で何らかの力でその世界に飛ばされた人」を主人公に沿える話(しかも、主人公は20代後半〜30代)。
で、盾の勇者の成り上がりみたいな援助もなくその世界で何とか自立して自分を守れる戦闘用ロボット(ガンダムや30MMみたいなロボ)を手に入れてその世界を見て回る話の話の方が数段マシの様な気がする。

今日はこんな感じです。
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