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2021年12月14日06:50

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30MM(30ミニッツミッションズ)の取り扱いと問題点

おはようございます、月影TAKAです。
今回は「30MMの取り扱いと問題点?」について語ります。

「えっ、30MMって問題があるの?」と言われたらこれはフロムソフトのアーマードコアにも通じる問題点があります。

それが「2次創作の取り扱いと作品意図の根幹」になります。
2次創作とはいわば「原作があって、原作があえて語っていないところに独自の設定を入れて読者やゲームプレイヤー、モデラー側がオリジナルの派生話を作る」行為を2次創作となります。
よく言われるのが「原作がある同人誌創作活動は基本的に2次創作活動だ(原作の無いオリジナル作品を作るのは普通の創作です)」という内容ですね。

と、言うまでもありませんがこの作品には「30MMの変えようのない骨組み」というのが存在します。
それが「30MMの公式認定(公式が確立した)設定内容」になります。
書き連ねるなら以下の通りです。

・現在、宇宙人が侵略行為に開いたGATEの発生は「3回」とされている(「1回目はぱっと見何も起こらなかったらしい。ただし、そこも2次創作で作れるようになっている」「2回目にバイロン軍が地球へ侵攻してきている」「3回目でマクシオン軍が地球に侵攻をかける。この勢力は地球連合軍・バイロン軍両方に攻撃をしている」)。

・勢力や組織を言えば「地球連合軍・バイロン軍・マクシオン軍」の3勢力が争いを行っており、地球連合軍に対してはIT企業サイラスがエグザマクスを開発して提供している(多分、購入金額は受け取っている)。バイロン軍とマクシオン軍に関しては「各勢力の軍がエグザマクスを開発した」らしい。あくまで現段階ではらしいとしか言えない。あっち側にもIT企業サイラスみたいな生産組織があるかどうかは不明である。

・アルトとポルタノヴァの構造が似ている理由はあえてバンダイ公式からは明確にしていない。ただし、後々発売されるプラモデルの流れから少しのネタバレにより考察は可能。例えば「シエルノヴァの型番がポルタノヴァと微妙に違う理由は?」とか「IT企業サイラスとはどういう組織なのか?」等ですかね。ネタバレほどではありませんが「地球連合軍がエグザマクスを開発したのではなく、あくまでIT企業サイラスがエグザマクスの開発に成功した」というのがバンダイの考えのようです。

・バイロン軍は惑星バイロンから来た勢力であり、バイロン人は地球人によく似た種族らしい(肌の色とか不明ですが、そこは2次創作の範疇です)。マクシオン軍には「彼ら」とバンダイから提示されていますが、「地球人とよく似た」とは書かれていません。なお、マクシオン軍は惑星マクシオンから来た勢力で、この惑星では特殊な鉱石が取れるらしくマクシオン製エグザマクスの装甲にはこの鉱石が使用されているらしい。

・エグザビークルに関しては特にこの勢力の所有物という事は語られていないけど「組み合わせられている機体」で大体のイメージが付く(戦車型ならアルトと組み合わされているので地球連合軍。スペースビークルならポルタノヴァと組み合わせるのが多いのでバイロン軍といった感じ)。
ただし、採用されている技術から時系列はある程度決まっている模様(戦車型やスペースビークルは比較的古い(第2回目のGATE解放時)。小型機のエグザビークルはスピナティオの関節パ―ツが使われているので明らかに3回目のGATE解放以降と新しい)。

まあ、あらかたはこんな感じです。
なお、「30MMに現代戦術論を持ち込むのはナンセンスである」と断言しておこう。
何故なら「30MMはリアルロボット作品ではなくリアリティーロボット作品だから」になります。

リアリティー(本物っぽい嘘)の度合いにはありますが、30MMはリアリティー要素は強めに設定されています。

なお、リアリティー要素が薄く、リアル要素(現実の世界情勢や物理法則要素が強い)作品は以下の通りになります。

・機動警察パトレイバー
・ガサラキ
・境界戦機
・フルメタルパニック(ウィスパードの技術力やラムダドライバー等は公式認定のリアリティーですが、現実に発生する現象は間違いなくリアル要素です)

といった感じです。
この作品方向なら「まあ、仕方ないか」と思うのですが、忘れてませんか「地球連合軍が戦争をしている相手はバイロン軍とマクシオン軍」になるんですよ。
上記の設定が公式認定なら「バイロンもマクシオンも両軍とも宇宙人」となります。
宇宙人が関わったロボット作品の時点で「宇宙人が保有する超化学がロボットに導入されている⇒現実の物理法則や兵器理論は通用しない」という点である。
そもそも「エグザマクスとは何ぞ?」と言われたら本来の意味は「ロボットの種類ではない」とされています。
ようは「多彩な関節ジョイント機能を持っており、関節にパーツ要素を継ぎ足すことで多彩な拡張性を持つ機体」の総称がエグザマクスのようです。
対してエグザビークルはこの拡張要素を持っていないわけではないが要素としては低く、局地的な性能が目立つ特化型の兵器をエグザビークルと呼んでいるみたいです。

こういう理由があるため、30MMは「ロボット作品としてガンダムや他のリアリティーロボット作品と同列に扱われなければならない」となります。
あくまでリアルロボット作品ではなく「リアリティーロボット作品」としてです。

リアルロボット要素を主張しすぎるとようは「現代兵器論」を提唱する人たちに30MMが馬鹿にされるからとなります。

なので、最近30MMの談義話の場所ですこし仕掛けをいました。
それは「30MMはあくまでリアル作品ではなくリアリティー作品だと主観で思っています」という点です。
この意図は上記のとおり、「リアリティー(フィクション要素の強い、本物っぽい嘘のある作品)」の範疇であり、現代兵器要素が出てくる「リアル(そのまんま現実の要素)」を持ち出しても意味がありません。

装甲騎兵ボトムズでもそうですが「リアリティーとリアルの塩梅」を考えないと「30MMのロボットなんて価値がない」とか言ってしまうと本当に話の中で浮いてしまうんですよね。
リアリティーロボット作品がリアル要素を廃止しているのか?と言われたらそうではありません。
あくまで「取り付ける武器の理屈だけリアルに沿って運用されて、ロボットの技術だけリアリティーが強めに設定されている」のはよくあります。
しかし、上記のリアルロボット作品の代表作に関しては「リアル要素がロボット技術や武器の技術で色濃く演出されて、その技術の出どころの部分でリアリティーが少し混ざっている」という塩梅になります。

大体ほぼリアル要素全振りなのは「機動警察パトレイバー」になります。
逆にネタバレとして技術基でリアリティー(フィクション)を入れたのが「ガサラキ・フルメタルパニック」とされています(「ガサラキって何⇒最終回で宇宙人みたいな存在とネタバレ」「ウィスパードの技術って何⇒実は未来世界の魔女と呼ばれる人たちが特殊な技術で過去に干渉して技術を渡していた」というフィクション枠になります)。
境界戦機やコードギアスはよくわかりません。
境界戦機のアメインの技術力の説明もよくわかってませんし、コードギアスに関しては「ゼロの世界」とか「CCの存在」とか言われてもよくわかってません。その民がナイトメアフレームの開発技術を齎したかもよくわかってません。

というように「リアリティー要素とリアル要素の塩梅」の関係上30MMは「リアリティー要素強め」の作品と解釈されており、作中の技術力においてロボット兵器の移動や駆動の不安定さを補う事は十分に可能です。
例えば、「機体の全高が高すぎて歩くだけでもぐらつく」なら「肩にグラビカルバインダー(重力制御の装置)を装備し、脚の膝関節ユニットには大型のジャイロユニットが内蔵されている」と言えば機体の安定性は大体改善されます。
これはあのパトレイバーにおいても「モーター駆動と篠原製オートバランサーシステム」という設定で改善されたという例もあるため、あながち嘘ではありません。

ようは「宇宙人の技術力なんて地球側では測れない⇒現代兵器論はこの作品ではほとんど役に立たない」と思いますね。
そもそも「素の状態で30MMにスラスターやバーニアが付いていないのは何故?」と考えたらわかりますよね。
ようは「機体の装置で本来はそういう装備は必要ないとされる」と解釈されているからです。
これはかのガンダム作品でも「ビギニングガンダム」にてバンダイから提唱された技術となります。
ビギニングガンダムではバーニアやスラスターは使わずに「IFS推進」と呼ばれる「三角形のプレートに重力制御効果を持たせてスラスターやバーニアの代わりにする」という設定が採用されています。

30MMのエグザマクスにも同様の重力制御装置が付いていてもおかしくないと判断できます。
今日はこんな感じです。

※なお、この30MMは「角川もサンライズもノータッチで、ホビージャパンとバンダイがタイアップしたプラモデル作品」と解釈されています。
現状では「角川はこの作品に消極的でメディア支援はしていない」「サンライズはこの作品のアニメを作っていない」となり、はじめこそホビージャパンも改造集などを出版していたが、機体のプラモデル普及率が悪いのである程度新型機が出ないと次回の改造集が出ない流れになっています。
個人の見解ですが「この作品はバンダイの角川とサンライズに対する反抗作品」であり「角川もサンライズもできればこの作品がぽしゃってくれることを祈っている」かもしれません。
メディア支援の後押しがない作品なのでガンダム作品よりかはメジャーではありませんが、その反面設定の穴ぼこが多いため2次創作しやすいロボット作品になっています。
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