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2021年12月07日07:18

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30MMの技術体系と歴史考察

おはようございます、月影TAKAです。
今回は「30MMの技術体系と歴史考察」について考えてみたいと思います。

まあ、バンダイさんが大雑把にしてくれていることに柵を作ってしまうような感じになりますが、やってみたいので考えてみたいと思います。

まずは「地球連合軍のアルトはどうやってできたの?」を考えます。
アルトとは30MMの地球連合軍が使用する量産型エグザマクスの標準機とされています。
一見すると「GM(ガンダムでのジム)的な機体」と言われていますが、どちらかというと「重戦機エルガイムのエルガイム的な機体」という解釈が一般的です(別の高性能ベース機があったところから極力性能を落とさずに量産に向く形状に変更した機体)。

実を言うと後に発売された機体「シエルノヴァ(バイロン軍の機体)」の機体説明に「アルトを開発する際の参考にされた」というポイント記事が記載されていました。
つまり、作中内の登場時期は「シエルノヴァ(バ)⇒アルト(地)⇒ポルタノヴァ(バ)⇒ライオット(地)」という順番らしい。
そして、異世界(他惑星)の勢力が侵略するときに開く異空間ゲート「GATE(ゲート)」の発生は「過去3回」と現時点では言われています。
この3回を書くとこんな感じです。

1回目ゲート発生⇒特に何もありませんでした。
2回目ゲート発生⇒バイロン軍の侵略行為(バイロン軍が地球に来ました)
3回目のゲート発生⇒マクシオン軍(サムライ・ニンジャ・魔法使い勢力)の侵略行為

という順番のようです。
でも、2回目のゲート発生には既に地球連合軍が発足されてアルト(地球連合軍のロボット)が開発されていた設定になっています。で、2回目のゲート発生によるバイロン軍の侵略行為にて初めて「ポルタノヴァ(バイロン軍の標準的な量産型ロボ)」が登場したらしいです。
で、一番最初のシリーズ「アルト&ポルタノヴァ」の段階で「どうしてこの2機が似ているのか?」という事が疑問視されていました。
まあ、バンダイからのネタバレでは「このシリーズを作成するにあたってパーツの互換性を持たせるようにしました(ようはバンダイのご都合主義)」のようです(まあ、それがこのシリーズの売り要素でもあります)。

で、第2段として「シエルノヴァ&ライオット」という機体が出た時点で「バンダイが大雑把にネタバレした」感じです。
ようは「第1回目のゲート解放時にシエルノヴァが数機地球に迷い込んでしまい、それが後の地球連合軍になる組織に鹵獲された」可能性があるためですね。
このシエルノヴァはおそらく「地球調査用の機体」と考えるのが自然です。
ようは「武装が少なくて性能をまだそんなに高くなかったので地球の当時の現代兵器でも倒せた」か「そもそも地球調査の為に来ていたから有効の証(騙されて)シエルノヴァを渡してしまった(これが原因で後にアルトが開発された)」とも考えられます。

それ故にシエルノヴァの機体説明には「アルトの開発には当機が参考にされた」という記載があったと考えられます。
で、勿論1回目のゲートが開いている間に「バイロン星に換えることができたバイロン人もいたのではないか?」とも考えられる。
その帰って来た人たちによって「シエルノヴァが地球側に奪われた」という知らせをバイロン軍上層部が知らされたことで「地球を野放しにはできない(地球がこの件でつけあがって宇宙進出なんてした日には銀河同盟的な物にバイロン星が言及されるため)」と判断して2回目のゲート発生時に地球侵略した可能性があります。

しかし、公式の大雑把な設定で「大体3回くらいしかゲートは発生していない」と語られているが、多分「100回以上小さなゲートは発生しているのではないか?」と思う。
この理由は「そもそもゲートが自然発生現象か?」と古来の宇宙戦艦ヤマトを参考にしても考えられない。
そもそも、あれはゲートではなく「ワープ」だったらどうなのか?
と言われたらバイロン軍の技術力は地球よりも遥かに進んでおり、実は「人間が通れるくらいの小さいゲートならバイロン軍の科学力なら簡単に発生させられる」としたら多分「地球を監視していたバイロン星スパイが1回目〜2回目のゲート発生までの間にかなりいた」と考えられる。
そのスパイが地球連合軍内に入り込んで「アルトの開発」を目の当たりにすれば「地球人がシエルノヴァを研究して同じような兵器を作ろうとしている」とバイロン星の知るところになりますね。
で、今度は「技術者に紛れ込んだバイロン星のスパイ」がアルト開発を解析して、それがバイロン星の兵器開発部門に流れる。結果的に「対アルト用の同等の兵器」として「ポルタノヴァが開発される」とすれば、「ポルタノヴァは元々対アルト用のエグザマクスだった」と考えられるようになり辻褄が合います。
2機の構造が非常に似ているのは当然であり、アルトをバイロン軍スパイが地球に潜伏していた際に設計データや開発データを解析して分析した果てに開発した機体なので、機体性能も構造部分も非常に似ているようにしていると思われる。

当然ながら、シエルノヴァもその後改良が加えられており、キットとして販売されているシエルノヴァは「後期生産型」という解釈もできる(ポルタノヴァと一緒に写っている画像が箱に載っている以上、後に改良生産された機体と考えるのが自然である)。
なお、シエルノヴァがポルタノヴァよりも型番の数字は若いのは「あくまでシエルノヴァだからexclamation ×2」が理由だろうな。それ故にシエルノヴァの型番はポルタノヴァよりも若干ややこしくなっている(なんか型番の前後にとって付けたような追加番号が増えているのはおそらくそれが原因)。
シエルノヴァの足回りがゴテゴテついていたり脚部の装甲が厚そうなのは多分追加要素なんだろうなと考えられる。
なんというか「この装甲板は後で増設したよね」という感じが脚部から感じるんですよね。

で、ライオット(地球連合軍の新型機体)に関しては「ポルタノヴァを鹵獲して更にバイロン軍の技術を解析して開発した機体」と相手側の技術をさらに研究して作られた設定があります。

まあ、時系列的にはこんな感じですね。
で、3回目のゲート発生にて「マクシオン軍」というバイロン軍とは違う勢力が地球に来ます。
このマクシオン軍の解釈は様々あります。
それぞれ書くならこんな感じです。

〇バイロン軍もマクシオン軍も実は別の1つの惑星にて発生した軍事勢力だった。
ようは「別の名前の惑星内にできた2台軍事勢力がそれぞれバイロン軍とマクシオン軍」という解釈ができる。
これなら「マクシオン軍がバイロン軍にも攻撃している理由」に説明が付きます。
それなら「惑星バイロン」「惑星マクシオン」という設定ではなく「惑星エルハザート(仮名)」の2大勢力と考えられる。ゲート技術をマクシオン軍も持っている理由がこれなら納得がいきます(元々はこの惑星の技術なら持っててもおかしくはないです)。

〇惑星マクシオンが存在する説。
ようは「銀河同盟の中に惑星バイロンと惑星マクシオンが存在する」場合の設定。
銀河同盟と言っても「仲良くしているわけではなく」くだらない小競り合いで小規模な戦争をしているのが日常とすればバイロン軍に対してマクシオン軍が攻撃している理由はつきます。
また、「バイロン軍とマクシオン軍の技術体系が違う理由」に関しても「エグザマクスの技術が銀河同盟の標準的な技術でそれぞれ惑星バイロンと惑星マクシオンにて進化した機体」とすれば2機の基本的な特性が一緒で詳細の設定や形状が違う事にも説明が付きます。
で、「バイロン軍が地球を侵略しようとしている」という事に対抗意識を燃やして「なら、バイロン軍よりも我が軍が先に地球を侵略すればバイロン軍の泣きっ面を拝めるぞ」と進行してきた感じですかね。

〇マクシオン軍が機械兵団だった説。
バイロン軍は「地球人とよく似たバイロン人の軍団」みたいなことを言われており種族的には「バイロン軍も人間」と言われているが、マクシオン軍に関してはその点の設定があえて語られていないパターン。
ACVみたいに「生命体としての意識や判断力をエグザマクスの体に移した勢力」という昔の設定であった「有機人」とか「機械化人」だった場合、銀河鉄道999みたいに「機械化人の文明繁栄のために人間狩りをしている」というダークサイドな設定も作れます。
そもそも強固なプロテクトが武器や装備に施されているのにマクシオン軍の機体にはそれが効かずに勝手にプロテクトを解除してしまう設定があり、この特性が未だに謎とされています。
マクシオン軍が機械化人勢力なら「人間に属する地球側とバイロン側は等しく排除するべき存在」と両軍に戦いを仕掛ける理由としては十分だと思う。

という感じで背後設定を考えるだけで3パターンも作れます。
でも、あくまで30MMは「リアルロボット作品」ではなく「リアリティーロボット作品」であり、フィクションの世界観で楽しめる作品と提唱してほしいですね。
今日はこんな感じです。
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