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2021年11月24日05:37

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アメリカのバイデン大統領、2022年北京冬季五輪の外交的ボイコットか;日本はどうする、岸田媚中派政権に決断迫られる可能性

 岸田ばらまき政権が外交でも難題を抱えそうだ。
 アメリカのバイデン大統領が、来年2月に迫る北京冬季五輪を「外交的ボイコット」することを検討していると明らかにしたのだ。

◎アメリカ政界に高まるボイコット論
 五輪への「外交的ボイコット」とは、選手団の派遣はするが、副大統領や閣僚など政府高官を送らず、国家として五輪開催の祝意を表しないという意思表示だ。スターリニスト中国にとって外交的打撃となる。
 理由は、ウイグルやチベットでの民族抑圧や香港の民主化勢力への弾圧など、人権問題だ。これは、五輪憲章第1条の明白な違反である(今年4月18日付日記:「2022年北京冬季五輪のボイコットを! 人権を蹂躙するスターリニスト中国に五輪を主催する資格はない」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202104180000/を参照)。
 北京冬季五輪ボイコット論は、アメリカでは議会の重鎮にも以前から強まっていた。今夏、議会の超党派議員が、「22年北京冬季五輪を延期し、開催地を変えるよう」IOCに要請している。

◎1936年のナチ・ドイツによるベルリン五輪参加の反省
 こうしたアメリカの政界に広がる北京冬季五輪への忌避感は、1936年のナチ・ドイツが華々しく開催したベルリン五輪(写真)の反省がある。この時も、アメリカのユダヤ人社会を中心に、ユダヤ人弾圧を強めるヒトラーが声高に宣伝する「民族の祭典」へのボイコット論が高かった。
 しかし当時のアメリカも西欧も、ボイコット論に同調せず、参加に踏み切った。結局、この参加によりナチ・ドイツに対して国際的信認を与えてしまったという反省がある。
 また2008年の北京夏季大会の開会式では、チベット族などの少数民族に伝統衣装を着せさせた子どもたちに中国国旗の五星紅旗を持たせて登場させた(写真)が、今回は米欧への批判に対してウイグル族の子どもたちに五星紅旗を掲げさせて開会式に出させて当てつける懸念も強い。

◎アメリカ、ヨーロッパがボイコットしたら岸田、どうする?
 今のところアメリカは、外交的ボイコットをしても、他国に対してそれを勧める意思は示していない。しかし実際にアメリカが、そしてそれに同調して西欧各国が外交的ボイコットの決定をした場合、日本の岸田ばらまき政権は苦しい立場に置かれる。
 既に18日には、前駐日大使のウィリアム・ハガティ上院議員が、日本に外交的ボイコットを促す発言をしている。
 岸田も外相の林も、党内では媚中派として通っていた。本当は、スターリニスト中国と悶着を起こす懸念の強い外交的ボイコットなどしたくはないだろうが、アメリカや西欧各国と対立する形はとりたくないだろう。
 仮にアメリカや西欧諸国が「外交的ボイコット」を決めたら、媚中派岸田政権はどうするのか、けだし見物である。

◎元副首相からセクハラ受けた女子テニス著名選手が行方不明問題も
 しかし、北京冬季五輪ボイコット論は、スターリニスト中国の著名女子テニス選手で元世界ランキング1位の彭帥(ほうすい)氏(写真)が、行方不明になっていたことからも、IOC内にも何らかの措置をとるべきだという声が高まっていた。19日には、アメリカの政権内きっての媚中派とされるサキ大統領報道官さえ批判の声を挙げた。
 彭帥氏は、元副首相の張高麗に性的関係を強要されていたことをSNSに暴露した後、行方不明になっていたのだ。
 セクハラ被害の声を挙げた方が共産党から処罰された疑惑が高まり、女子テニス協会(WTA)や人権団体を含めてボイコット論が高まった。さすがに共産党も放置しておけないと思ったか、中国共産党系メディア「環球時報」の編集長が21日に彭帥氏がテニス大会の決勝戦の開会式に姿を現したと画像と共に報じ、さらに20日には友人らと食事をした様子を流した。
 そして21日にはIOCのバッハ会長を使って、彭帥氏とのビデオ通話する姿を流して、打ち消した。

◎火消しはできても残酷な本質は変わらず
 このような推移の背景は分からないが、スターリニスト中国としては、党・政府幹部が女優など様々な女性に性的暴力・セクハラをしてきたのが日常となっているから、今回もいつものことと彭帥氏を懲罰として軟禁したのだろう。
 しかし冬季五輪が近づいたことで、彭帥氏の行方不明がにわかに世界の関心を集めるようになり、慌てて放免したのに違いない。
 しかし問題は終わっていない。性的暴力を振るった方の張高麗については何らの処分がなされたかスターリニスト中国から伝えられていないからだ。
 日本はもちろん欧米なら、事態は異なってくる。こうした告発が出された段階で、しかるべき調査がなされ、しかも結果に関係なく、性的暴力・セクハラを振るった人物は政治的生命を失う。
 ところがスターリニスト中国では、当の被害者の方が、おそらく共産党と当局によって軟禁か逮捕されるのだ。
 こんな非人道的専制国家が、平和の祭典を開くなど、とうてい容認できないし、まして祝福などできない。そうは、思わないだろうか。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202111240000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

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