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2021年11月23日12:06

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チャレンジカップで再チャレンジだ!浜野谷

昔よく書いていたのだが、ボートレースについて。
少し前までは「競艇」、その10年前までは「ボート」「競艇」混在で
色んな呼び方をしていた、あのギャンブルの事である。
ご存知かどうか分からないが、戦後に始まったこのギャンブルは
近年では競技としては「スポーツ」、観客から見れば「ギャンブル」という
二面性を持った存在としてアピールされている。
実際は、自治体などが運営する税金の再徴収的な事業で、
一つのレースに対して7種類の賭式があり、それぞれ掛け金に合わせて
全掛金の75%を的中者で分配するギャンブルである。
残りが胴元の取り分であり、その中から運営費や選手賞金が支払われる、という仕組みである。

選手は毎年、年末に開催される「賞金王決定戦」という、
最終レースの1着が1億円と言う破格の賞金を目指して
鎬を削っており、近年は佐賀・からつボート所属の峰竜太選手が
その頂点に君臨している。
「賞金王決定戦」は最近では
「グランプリ」という通称を前面に押し出しているので
最近嗜むようになった人にはこっちの方が馴染みがあるかも知れないが
「グランプリ」は、元々は競輪の同位置にあるレースが
同じ時期に開催しているレース(競輪グランプリ)を指して呼んでいたもので
ボートだけではなく、広くギャンブルを知る人間は
紛らわしいので「賞金王」を「グランプリ」とは呼ばない。

で、その「賞金王」に出場できるのが、今日から始まる
「競艇王チャレンジカップ」(通称チャレンジカップ)終了時点の
上位18名であり、賞金が多い者順に出場権が与えられる。
現時点でのトップに立つのは前出の峰選手である。
しかし、既に優位な位置にある者が更に優位に競争する、という
何とも不可思議な仕組みのギャンブルであるボートの世界のルールでは
優勝劣敗の格差は著しく、実力と公平に分配された運だけでは
例えば峰選手のような上位者と、本年デビューの選手が肩を並べて
幾つかのレースで走るためには5年、期で言えば10期は必要としているのが
現実である。

ボートの世界では、元々「3大競走」とか「特別」とか呼ばれている
全国規模のビッグレースがあり、
それぞれ「ダービー」「鳳凰賞」「MB記念」「地区対抗戦」などが開催されていた。
その中の筆頭が「全日本選手権」すなわち「ダービー」で
現在の通称で「SGダービー」である。
「SG」とは、グレード制が導入された時につけられた最高位のグレードの略称で、
「スペシャルグレード」の頭文字である。他の競技のSGとは違う場合がある。
同様に「モーターボート記念」は「MB記念」として定着し、
現在の「SGメモリアル」である。
(おかしな話だ(笑)。記念=メモリアルなら、各地の周年記念はどうなる)

「鳳凰賞」は後に下付名の「内閣総理大臣杯」となりその名で定着し、
現在の「SGクラシック」(由来?理由が不明である)となった。
「地区対抗戦」は人気投票で出場者が決まるレースで
ある時期から「笹川賞」として定着していたが、
近年は「SGオールスター」となっている。
(これが分かりやすく明快なのに対して、他のが『?』である)
これらの現在の優勝賞金は2000〜3900万円といわれるSGのうち
もっとも高い3900万円のゾーンにあり、SGの中でも格上である。
そしてその後、設立された「賞金王」と合わせて
「5大競走」と呼ばれるようになったのである。

SG競走以外でも、アバウト50人の選手が1つの開催に出場して
優勝を争うわけであるが、メンバーが「薄い」レースでは当然ながら
実力上位は優勝しやすく、メンバーが「濃い」レースでは
優勝はままならぬわけであり、殆ど優勝していないレーサーが
賞金王に出場できる場合もある。

現在、峰を追走する賞金ランク3位につける(といっても2900万円差)の
浜野谷憲吾選手は御年48歳のベテランだが
今年は3年ぶりのG�詰ゾ �14年ぶりのSG優勝と
毎年のように賞金王争いに絡みながら勝ち切れなかった
「善戦マン」ぶりから抜け出し、久々の現実味のある賞金王争いに
加わっている期待の選手である。
かつては松井繁、その後は山崎智也や
井口佳典、池田浩二、峰竜太、桐生順平というそれぞれ世代を代表する
王者の分厚い壁に行く手を阻まれていた彼であるが
一発決めるならチャンスはあるぞ、というところまでやってきたのである。

ギャンブルには参加する積りは毛頭ないが、
浜野谷の健闘と、同じく賞金2位につける平本真之の闘いには注目している。
平本君は愛知県出身ながらこれまた同県の池田浩二などの
陰に隠れてずっと良い戦いを続けてきたものの、
今回は彼もまた現実味のあるチャンスである(峰とは2300万差)
チャレンジカップは優勝賞金は3300万円なので、今節での峰を逆転も可能だ。

ボートについてはまた。
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