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2021年10月20日07:37

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ガンダム「ロボットアニメの作品都合」

おはようございます、月影TAKAです。
今回は「ガンダムをはじめとしたロボットアニメの作品都合」について語ります。

最近「角川ロボットアニメが大胆に滑りまくっている」問題があるため、講談社とサンライズがつるんでいた時代のロボットアニメ作品を引き合いに出して「何が角川ロボットアニメに足りないのか?」を考えてみようと思います。

お題は「境界戦機」と「ガンダム00」になります。
まずこの2作品において言えるのは「ロボットの種類と背後事情」になります。

〇ロボットの種類
これは境界線機なら「有人機・無人機」という点、ガンダム00なら「GN系MSと既存技術のMS」の違いですかね。
実を言うと「角川ロボットアニメは大体はご都合主義でシナリオが作られる(大昔なら戦闘メカザブングル)」事情がある。
「こんなオーバーテクのロボットどうやって話の間で維持すりゃいいんだよ(怒)」という物。
これって「もし、自分がロボットアニメの世界に入れたとしても全く同じことを考える」と思うわ。
ケンブ等の有人機はおそらく「無人機が普及する前の産物」だけど、「敵側は全然使ってないじゃん」と考えると「表向き生産ラインがストップし、裏でレジスタンスの為に少数作っている部品」と考えるのが自然である。
まあ、「小部品」等は共有できても「骨組みや大まかな大型部品」は専用品になるだろうから「フレームやメインユニットからガタが来る」のは言うまでもない。
当然「補修して修理しないと主人公であるパイロットの実が危ない」となるため、それを直せる勢力が必要なんだよな。
で、「レジスタンスに身を置くのか?」とすれば「出来の悪いガンダム作品だよな。これ」と凄く思うわ。
ガンダム00も同じ。
結局「主人公に巨大な力を与える」なら「ソレスタルビーイングか連邦軍に身を置く」事になってしまう。
GN系機体は大体は「オーバーテクノロジーの秘匿技術」にされてしまっている為、「一般の部品メーカーにまで技術が落ちてこない」という問題がある。
それ故に「ユニオンフラッグやティエレン<<<越えられない壁<<<0ガンダムやジンクス、アヘッドなど」となってしまうんだろうな。
ガンダム00のガンプラの売り方や世界観設定で失敗したのは「この事情があるせいで、GN系機体が敵側の強敵になってしまい個人枠の傭兵話が作れなくなる」という問題である。

これが「ロボット作品作りの一番怖い部分」になる。
ある意味「機動戦艦ナデシコのダイゴウジ・ガイは正しかった」とも言える。
ネタで「博士、研究所からパーツを射出してくれ」という点で、「巨大ロボットには研究所と博士が必須」という事をネタで言ってくれてたんだよな。
何故なら「マジンガーZならマジンガーを誰とどこが面倒を見てくれる」と言えば「光子力研究所と弓博士達が面倒を見てくれる」ということになるよな(操縦するのは兜甲児だけど)。
これが機動戦艦ナデシコなら「戦艦ナデシコとウリバタケさん、パーツ供給ならネルガル重工」という設定である。
ココが重要なんやで。
ある意味「電池少女が神アニメである」という点がある。
それは「ガランという機動兵器は実は装甲を電池少女によって現出させている以外は素体はどれも同じ形をしている」というある意味「装甲騎兵ボトムズのAT演出ができる」裏技を王道で使っている。
つまり「シャーク1の手足がちぎられた」としても、敵側の同じフレームがいたらそいつの残骸を回収するか鹵獲してパーツとしてバラして修理するのも事実上可能だと思う。
私が「ガランの出力が低下するか電池少女が下りると骨組みになる演出」を見て感じたのは間違いなくこれ。これ「主人公機を直す演出を端折るためにやったよな」と凄く思う。
ボトムズでもあったけど「自分の機体を直すためにスクラップをいけにえにして予備パーツを作る」って結構大変なんだよな(「ザ・ラストレッドショルダー」参照)。

この設定に比べたら境界戦機なんて「行き当たりばったりで結局メタルアーマードラグナーと同じ目に合う」の目に見えてるんだよな。
ある意味「機動戦士ガンダムが上手くいった」のは認めたくないけど「死の商人(武器商人)であるアナハイムエレクトロニクスのおかげ」なんだよな。
ある意味「ホワイトベース隊は放逐部隊だった(遊撃部隊というのはこういう状態です)」が、「ガンダムをホワイトベース隊が維持できた理由は?」と言われたら「アナハイムがガンダムを見捨てなかったから」だろうな。
はじめの方が「レビル将軍がホワイトベース隊の功績を認めてガンダムやホワイトべ―ス隊のMSの資材や部材を供給していた」と言われていたが「その資材や部材を作っているのがアナハイム」ならアナハイムが支援物資を作っていることになる。
これが重要なんやで。
そもそも「Vガンダムが失敗した原因」がこれなんだよな。
Vガンダムの話当初は「カサレリアの秘密工場や中小企業がひそかにVガンダムの部品を作っていた」流れで、「Vガンダムの部品探し」をしていた。
逆に言えば「Vガンダムに乗り続けるためにはリガミデティアに縛られる」演出がある。
これを境界戦機が同じ事情を演出してしまうんだよな。
「アモウ(主人公)がケンブに乗り続けるためにはレジスタンスに身を寄せるしかない⇒レジスタンスがケンブの部品を調達してくれる⇒レジスタンスが死んでこいと命令したらアモウはこれに逆らえない⇒これが兵士という物」という押しつけを小川Pはしたように思える。

逆に「サクガン」では「この演出が一番嫌だった」為に、ガガンバーのポッドは個人枠で直せるように設計&小型化しているし、メメンプーも天才設定にした裏事情があると思う。
まあ、ぶっちゃければ「サクガンは自由なアーマードコア」という物だと思う。
この間反対な作品が最終的に「どっちが称賛されるんだろうな?」と考えると現時点では「サクガンの方」と私は思うよ。

今日はこんな感じです。
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