訴訟主?原告が求めるのは単純なお金なのではないか。
肖像権に対する意識が鈍感であったであろう時代に
撮影された自らの写真が「性的搾取」に当たる、と判断されるに足るには
幾つかの疑問がある。
まず、契約書に署名したかどうかは別にして
当該撮影写真を音楽アルバムのジャケットに使用する事に対して
両親が承認したのかどうか
自我が確立していない時に幼児などの肖像権を掌握しているのは
実は両親など保護者であり、その時に「OK」などと回答していると
被告・ニルヴァーナ側には瑕疵は無かったことになり、
同じ事を現代に行うと「ダメですよ」と指導される事はあっても
罪に問われるべきではない。
契約書が存在しない承認を一切認めない、などという裁定を
仮に裁判所が下した場合、世間は大混乱に陥るだろう。
現在の物差しで30年前の事実を争うような「遡及法」裁判は
最も愚かで人類の進化を否定するような行為である。
次に乳幼児の全裸写真が「性的搾取」に相当するのかどうか、の議論である。
勿論、性的嗜好の一種としてこれを性的対象とする人が居ないとも限らない。
しかし、乳幼児は自分で衣服を着る事も脱ぐ事も出来ないばかりか
着ているか着ていないのかの自覚の存在も怪しい状態であるから
全裸か全裸でないかは、顔を出しているかいないかの違いと大差ないのである。
それを搾取などと言うのであれば、当時その意識が希薄だった両親が
搾取したのであり、仮に契約書を交わし、訴えなければ罪に問われないのであれば
これは性的な問題とは現時点では定義されていない事になる。
既に「乳児の全裸は性的に該当」という社会的コンセンサスが及んでいるのなら
世間に氾濫している乳幼児の全裸の姿は全て問題である。
次に訴えた本人が、「あの写真は俺の写真だ」とアピールして
何某か利益を得ていたのだとしたら、損害内容からこの利益分を差し引くべきである。
しかし、自己に都合が悪い事を裁判の俎上に載せないのだとしたら
この議論はアンフェアであるとしか言いようがない。
しかし、裁判とはそう言うものであるから、そこは問題とはしない。
原告の彼の言い分を全て事実と前提しても
口約束で性器の部分を覆う、と約束したことが実行されないのが問題であれば
原告の両親がジャケット写真での全裸使用を許可していたとしたら
それも守らねばならないだろう。
彼の親が許可しなければこの写真の起用は成立しないからである。
極論を言えば、性器の露出だけが「性的搾取」に該当するかどうかも
議論の対象である。
彼が訴える内容がおかしいとは思わない。
だが、これが裁判で争われた時にお金で解決される事があれば
もっとおかしい事になるのだと僕は感じている。
九分方は、彼の両親が犯した罪だからである。
全裸の赤ちゃんが30年後に「性的搾取」主張 バンド・ニルヴァーナを訴える
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6642875
米ロックバンド、ニルヴァーナ(NIRVANA)が91年に発表し世界的ヒットとなったセカンドアルバム「ネヴァーマインド(Nevermind)」のアルバムジャケットで、プールの中で全裸で泳ぐ赤ちゃんとして撮影された男性が、30年後になって「性的搾取」を主張してバンドを訴えていると、25日までに英BBCなどが報じた。
報道によると、男性の名はスペンサー・エルデン氏。ジャケットは、生後4か月の男の子が、プールの中で全裸で泳ぎ、目の前に釣り糸でぶら下げられたドル紙幣をつかもうとしている。男の子は全裸で、性器も写っている。現在30歳のエルデン氏は、彼の両親がアルバムで彼の画像使用を許可するリリースに署名したことは一度もないと主張。また、ヌード画像が児童ポルノであると訴えている。
カリフォルニアで提出された法的文書には、「画像はスペンサーの性的な身体部分を露出させ、彼が幼児の時から現在まで好色に表示した」と記された。乳幼児の性的対象外の写真は、通常、米国の法律では児童ポルノとは見なされないが、エルデン氏の弁護士は、ドル紙幣があることで未成年者が「セックスワーカーのように」見えると主張しているという。また訴えでは、ニルヴァーナが過去に性器部分をステッカーで覆うことを約束したが、その合意は実行されなかったとしている。
エルデン氏は、存命中のバンドメンバー、デイブ・グロール(ドラム)とクリス・ノボセリック(ベース)を含む15人それぞれに、少なくとも15万ドル(約1650万円)の損害賠償を求めているという。その中には、94年に27歳で自殺したボーカル&ギターのカート・コバーンさんの不動産の管理者や、歌手で妻だったコートニー・ラブも含まれるとしている。
ニルヴァーナとレコードレーベルはこれまでに、訴えに対して応じていない。
ニルヴァーナは89年デビュー。当初は北西部のローカルバンドだったが、「ネヴァーマインド」で大ブレークし、華美なイメージから脱却する硬派なロックのジャンル「グランジ」ブームの一翼を担った。同アルバムは世界で4000万枚を売り上げたと言われる。バンドはコバーンさんの死去に伴い、94年に事実上解散している。
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