アルバムのタイトルは意味不明だが
86年にリリースされた3枚目のこのアルバムは
デビュー以来迷走を続けていた小室。。。否、TMの
大きなターニングポイントとなる意欲作であった。
ホーンセクションとサンプリングを多用した事で「サウンド」に
アナログ感と時代感の幅が出来、新しくも懐かしく、
クラシカルで革新的なそんな楽曲が揃っている。
ここ何回かシニカルな物言いでTMの楽曲を紹介してきたが
それ以前に僕はTM、否、小室の音楽を激賞し続けてきた。
楽器がどう、メロディがどう、というのではなく
誰がヴォーカルを務めてもダンスミュージックだろうが
ロックバラードだろうが、小室の音楽と言うのはワンフレーズ聴くだけで
小室の作品である事が明らかである。
耳に残るからと言うわけでは無く、そのような存在は稀有である、と。
自称「誰が聴いても僕だと分かる音楽」を作っているアーティストは多いが
真の意味で「誰が聴いても」を満たすのは小室だけでは無いかと思う。
小室はこのアルバムをリリースする時に「FANKS」という
新しいコンセプトを捻り出している。
現在もこの単語を多用しているが、当初はもっと尖ったコンセプトだったようである。
疾走するようなアップテンポのナンバーと
洋楽を強く意識したスローテンポのナンバーの
コントラストがとても心地よい珠玉の1枚である。
評価 ★★★★
「GIVE YOU A BEAT」
「NERVOUS」
「PASSENGER 〜a train named Big City〜」
「Confession〜告白〜」
「You can Dance」
「I WANT TV」
「Come on Let's Dance」
「GIRL」
「雨に誓って〜SAINT RAIN〜」
「SAD EMOTION」
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