1995年のソウルを舞台にした、工場排水汚染問題の実話に着想を得た韓国映画です。
大企業サムジン電子に勤める ジャヨン、ユナ、ボラム三人の仲良し高卒女性社員は、実務能力が優れていながらも、お茶くみや書類整理など雑用ばかりさせられていました。そんな彼女たちにもチャンスが訪れます。社の新たな方針で、TOEIC600点を超えたら「代理」という肩書を与えられることになったのです。ステップアップのため英語の勉強に励む女性社員たち。
ジャヨンもそんな女性社員の一人ですが、偶然にも会社の工場から汚染水が川に流出し、大量の魚が死んでいるのを目撃します。
フェノール濃度の偽造報告書・・・財閥会社経営・・・企業買収工作。
三人組は、解雇の危険も顧みず内部告発を決意し、まるで探偵のように証拠探し、真相解明に向けて奔走します。正義感と差別に負けないたくましさに共感します
有名俳優もイケメンも美女もラブも無しで、社会問題やジェンダーをテーマにしながら、楽しめる痛快エンタメに仕上げているのはサスガで、傑作で快作です。
数学の天才ボラム役に「スウィング・キッズ」のパク・ヘス、見た後でチラシを見て知りました。
名前は似ていますが、有名なサムスン電子のことではないそうです。
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