理趣経の奥義
真言密教【聖なる者は悪を滅ぼす】【『理趣経』「第三段」】古来より問題視されてきた『理趣経』「第三段」において「三界の一切の衆生を害しても、般若理趣の法門を奉じているならば、悪趣に墜ちることは無い」天人、人道、修羅の道を歩く
【金剛手。若有聞此理趣。受持讀誦。 設害三界一切有情。不墮惡趣。為調伏故。】金剛手菩薩よ。もしあなたがこの「悪にその性なし」という理趣を聞いて、これを読み誦え、身に保ち持っていたならば、たとえ三界の一切の生き物を殺したとしても、決して悪の報いを受けて三悪趣に墮ちることはない。それどころか悪しきものを調伏(うちなび)かしたことの果報を得て、速やかに無上正等覚を証することであろう。理趣釈「設害三界一切有情 不墮惡趣(三段)」
ログインしてコメントを確認・投稿する