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2021年06月18日18:00

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四十 「フレアレイス」

フレアレイス街の門にいた。特に検索されず門をくぐる。

国境近くだからか獣人が少数いる、まんま獣のような人、二足歩行の人、尻尾や耳だけのものと色々いる。

僕達はそそくさと戦利品を換金し食べ物を買い宿屋へ向かう。

サートリがサラマンダーを見つめている。

どうしたのだろうかと思ったら、



「この、子、おこた、って、名前、に、する」



真剣に考えていたから否定出来ない。サラマンダーはこたつと命名された。

湯浴み場付きの部屋にした。路銀はまだある。サートリものんびり出来るだろう。

問題は、



「ふぐぐぐぐぐぐ」



僕がお湯をだせないとこだ。

心配げにおこたが見ている。



「お湯、だ、そう、か?」



サートリが扉越しで言う。



「大丈夫ぅぅぅ!」



自分で自分の首を絞めている。

僕だって魔量使いたいんだもん!



「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」



全力でお湯がちょろりちょり。

おこたから憐れみの視線が。

魔法があるなら使いたくなるのが厨ニ心、とっくに二十歳超えてるけど。



「はっくしょん!」



そんな事で風邪引いたら大変だ。

ちょろちゅろのお湯を少し熱めにして僕はお風呂に入った。


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