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2021年04月21日20:10

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「シカゴ裁判」

Netflixで見ました。
ベトナム戦争の抗議運動から逮捕・起訴された7人の男たちの実話に基づくアメリカ映画です。
1968年、シカゴで開かれた民主党全国大会。会場近くでは、ベトナム戦争に反対する市民や活動家たちが抗議デモのために集結。当初は平和的に実施されるはずだったデモは徐々に激化していき、警察との間で激しい衝突へと発展してしまいました。
アビー・ホフマン、トム・ヘイデンら7人の男〈シカゴ・セブン〉は、暴動を煽ったとして裁判にかけられました。
ブラックパンサー党を結成したボビー・シールが手足の自由を奪われ、さらに「息ができない」状態にされる場面は衝撃的であり、BLM運動(黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える、国際的な積極行動主義の運動)につながってきます。

裁判官は超のつく保守派。降りかかる理不尽に、若者たちと彼らを守る弁護士はどう闘ったのか?裁判の進行とデモ当日の“現実”を織り交ぜる構成が巧みで、法廷劇なのに飽きさせません。戦死者の名前をトム・ヘイデンが読み上げ訴えかけるクライマックスには感動させられます。

脚本・監督はアーロン・ソーキン。出演はエディ・レッドメインをはじめ、ジョセフ・ゴードン=レビット、サシャ・バロン・コーエン、マイケル・キートン、マーク・ライランスなど。

映画のテーマは、デモや裁判も含めた「民主主義」で、まさに今、作られたこと、見ることに意味がある作品です。私が見た中で一番アカデミー賞を受賞してほしい作品です。
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