「ワン・モア・ライフ」

イタリアで大ヒットを記録したコメディ映画です。

シチリア島で暮らす中年男のパオロは、いつも通る交差点で交通事故に遭って死んでしまいます。
天国の入口にある込み合った役所で、パオロは予想以上に短い寿命に納得できず猛抗議します。ジンジャー入りの野菜のスムージーをよく飲んでいたことが計算から漏れていたという計算ミスがあったことが発覚します。彼は喜びますが、延びた寿命はたったの92分間だけ。

地上に戻った彼は、これまでの自分勝手な生き方を改め、限られた時間の中で家族との絆を取り戻そうとしますが……。
回想エピソード、それもイタリアらしく女性遍歴の話が多くて、かなり思っていたのとは違っていて、中だるみしました。

でも結論は、人はいつか必ず死ぬ、日々の忙しさにかまけて、本当に大切な人のことや時間を無駄にしていないかと問いかける内容で、ちょっとだけ考えさせられました。