このままだと中国に民主化などありえない

これまでの経緯を見ても１国２制度など名ばかりで、当初から民主化など尊重するつもりはさらさらなかったということだろう。

中共が最も恐れているのがどのような形であれ民主化のかけらでも本土に入ることだ。そのために国内にあってはネットを始めとした国民の思想統制。潜在的な民主化の根を徹底的に排除したことだ。

香港返還の際、多くの学者や政治家が中共の本性について警鐘を鳴らしていたにもかかわらず、着実に成長を維持してきた経済に巧妙に取り込まれたことで効果的な圧力をかけられずにいる。

この間まともに対峙していたのはおかしなことにトランプ政権になってからで、イギリス、フランスなどは巧みに分断されていた。

世界の期待などどこ吹く風、その間香港に対しては徐々に締め付けを強め結果的に民主勢力は「愛国心」の名のもとに蹂躙されるに至ったということだろう。

正体が明らかになった今、そろそろ「一つの中国」という概念を捨て去る勇気を各国とも持つべきで、台湾を中心に「自由中国」的国家を承認する準備を進めてはどうか？

国力で言えば現段階で中共とは比べ物にならないかもしれないが欧米や日豪印が協力して締め上げて行けば徐々に中共も考えを改めていかざるを得ないのではないか？

やりたい放題もそろそろここらで止めないと手が付けられなくなるのは目に見えている。今後も徹底的に監視し、小さな動きも見逃すことなく覇権主義を改めさせる動きが必要だと思う。

このまま香港の民主化が潰されるといよいよ中共の無法化が進むのではないかと心配だ。


■香港の選挙制度改変「譲歩の余地なし」　中国幹部が会見
(朝日新聞デジタル - 03月12日 18:55)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6443746