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2020年08月28日05:52

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大学はなぜキャンパスを閉ざす? オンライン講義隆盛の中で失われたくないもの

 甥っ子が今春、都内某私大に入学した。過日、お盆の墓参で会ったら、武漢肺炎のせいで入学以来、1度も通学していないという。

◎4月入学以来、1度も通学なし
 驚いて、「授業は?」と聞いたら、すべてオンラインだという。小中高校生が短縮された夏休み下、暑い中にも毎日通学しているのに、大学とは何とお気楽なものなのか。
 甥が入学した大学だけではない。国公立を含めて、全国の大学がオンライン授業のもと、武漢肺炎感染防止のためキャンパスは閉鎖状態に近いらしい。大学側にすれば、オンラインで授業をしているから、という理屈なのだろうが、高い授業料をとって、それはないだろうと思う。
 甥のように、1度もキャンパスに行ってないのなら、そこに集う同年生と交わる機会もない。個性・感性がほぼ確立する高校で親しくなった親友は一生の友だちになるとよく言われる。大学だって、そうだ。僕は、ここのサークルで多くの友だちと恋人を得た。その中で友との交わりで切磋琢磨された。

◎生涯の友とも出会えない不幸
 サークルも入れないから、友や恋人との出会いの場も得られず、知性を磨かせてくれる機会もない。また図書館などの利便施設も利用できない。
 これで、大学側は授業料に見合った学びの場を提供している、と言えるのだろうか。
 つまりは、大学当局の事なかれ主義によるのだろう。キャンパスを開いて、普通の授業をして、クラスターが発生したら、世間から非難されるし、在校生も爪弾きにされるから、と考えているに違いない。
 確かに天理大ラグビー部のクラスターで、学生はバイト先からも休業を要請されたり、大変な思いをしている。

◎矜恃も何も無い世の中への迎合姿勢
 しかし、だからと言って、世の風潮に迎合していては、大学の自主性、矜恃が保たれまい。
 入構の際は手を消毒させ、学内でマスク着用を徹底し、授業は3密を避け、窓を開けて換気を徹底するなどすれば、今の武漢肺炎の感染力なら抑え込める。それは、全国の高校で実証済みだ。
 それまでやって、不幸にしてクラスター発生をしたなら、原因究明の上、その改善策と共にこれまでの武漢肺炎対策を、社会に胸を張って説明すればよい。

◎日頃の偉そうなご託宣はどうした!?
 しかし日頃、偉そうなご託宣を垂れる教授様たちが運営する「学問の府」が、こんなにも事大主義だったとのは呆れるばかりだ。
 1大学くらい、自主独立の精神を実践する所はないのか(写真=東大、京大などもオンライン授業)。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202008280000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

昨年の今日の日記:「アフリカ大陸50カ国余の参加する横浜TICAD7開催:アフリカに日本の貢献を」

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