一晩寝た僕達はお風呂に入りに滝へ来た。
もちろん一人ずつ、サートリからサラマンダーを借りてお湯を沸かす。
一般的な湯沸かしだけど、僕の魔量じゃ・・・
「ふぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ」
たらいの水がちょっとも温まらない。
サラマンダーが僕を下に見ている気がする。
サートリに温めてもらうべきだったか・・・いや、あの子は服を脱いで一緒に入ろうとする。
よく注意しておかねば!
とりあえずたらいの水をお湯にしてもらおう。
水が得意なサートリはサラマンダーなしで自在にお湯出せていいなぁ・・・
でも彼女は『未完成』だ。調節していかないと・・・
あ、いた。
彼女のそばに妖精達が飛び交い幻想的な光景だった。
嬉しそうにしている彼女を見ると頼めなくて、
「ふぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ!!」
一人お湯沸かしに奮闘することにした。
『・・・』
サラマンダーが憐みの目で見てくる。
そんな目でみないでくれ・・・
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