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2020年08月05日09:46

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捲土重来

色んなスポーツが
コロナの影響で停滞というか、危機に瀕している
その代表的なスポーツの一つに相撲を上げる事が出来るだろう
先の「7月場所」は照ノ富士の劇的な復活優勝で幕を閉じたが
そもそも空前絶後の大記録を立てた大横綱・白鵬不在ならではの
快挙と言っても過言ではない。
白鵬自身も、その輝かしいキャリアは
恐らく当時最強を誇っていた朝青龍不在の時期に優勝を重ねた事で
始まり、朝青龍が退場したのち、白鵬の独壇場になった事で
一気に数値的に伸ばす事が出来たと
僕は考えている。
63連勝を記録した2010年は初場所まで朝青龍が出場し、
以降は引退してしまった時期である。
照ノ富士が初優勝した関脇時代は白鵬も在位し、日馬富士や鶴竜らも居る中で
獲得したこの優勝は「真の実力の証」であった。

が、彼にはその後怪我と糖尿病との闘いが待っており
前代未聞の序二段まで番付を落としてからの再起となった
過去の大関経験者には前例がなく、またそこからの返り咲きも例がない
(不調で)相撲が弱くなったことで番付を落としただけでなく
治療による休場で落ちる分も加算されたことが大きかったと思う。
そこまで落ちてから、自らの実力を信じて精進し
幕内最高優勝の栄誉を再び獲得したこのドラマを
我々はシレッと受け止めてはいけないのではないかと思う。
遅咲きの力士や苦労人の力士は数多あると思うが
一度登り詰めた地位から下に落ち、再び登って行く苦労は
並大抵のものではない、況してや彼は依然として怪我持ちで病身の身である。

大相撲は今回のコロナ禍で大きく文化として格闘技としても後退するだろう
死人まで出し、観客を入れる事も今まで通りにはならない
伝統芸能の側面もあるからこそ尚更、
「元には戻らない」事での危機は大きいのである。

しかし捲土重来を誓って手負いの身で闘った照ノ富士の事を考えると
そんな弱気な事ではいかんな、とやる気も出てくるというものだ
陋習に囚われず、新しいカタチ、で相撲という文化が保たれる事を
切に願うばかりである。
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