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2020年04月27日09:29

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4月25日 「殺人狂時代」見る

この日は天才・チャップリンの47年の社会派サスペンスコメディみたいな映画を見ました。
第二次世界大戦が終わってから2年後に、戦争を批判する映画を作る、そのメッセージ性が凄いと思いますが。
舞台がフランスなのは、実際にあった結婚詐欺・連続殺害事件をモチーフにしていて、しかも、もともとのアイディアはオーソン・ウェルズだったそうです。
映画は、当時のアメリカではチャップリン史上最大の興行的な失敗作と言われてました。
どうしても当時の観客は、喜劇王が殺人鬼を演じるのには抵抗を感じたみたいです。
でもアメリカ以外のヨーロッパや日本では、とても評価されていて、色々と現代の風刺が描かれています。
ちなみに映画を作る方になってから見て、気付いたのですが。
チャップリンって、よくカメラ目線になるのですね。
チャップリンのサイレントが中心だった喜劇はあまりアップを撮らなかったのですが。
ドラマっぽくなると、カットを良く割るようになった印象があるのですが。
ウェストショットぐらいだと、カメラを見ているのを感じるようになりました。
あと40年代という時代を感じさせるのが。
貧しい白人女性が、「私は、フランスにベルギーから来た難民です」という所。
難民というのは、アフリカや中東のイメージがありますが、白人を難民という表現をしないでしょうね。時代を感じさせます。
当時はとても反体制的な映画で、しかもコミカル。
放浪者風のチャップリンは出てこないのですが、とても名作だと思います。
まだ見てない人には是非、御勧めだと思います。

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