スターリニスト中国のマスク外交にあちこちで綻びが生じている。
世界需要の約半分を製造するという最大のマスク生産国のスターリニスト中国は、その立場を活かし、各国にマスクを輸出する。しかしそこは、すべてに政治優位の国だ。マスク輸出をも、自国の宣伝の道具にする（写真＝東欧セルビアへのスターリニスト中国の医療援助チームと首都ベオグラードのプロパガンダ看板）。
◎輸出品に不良品ぞくぞく
実に日量１億枚という途方も無い輸出量だが、もちろん友好国優先である。非友好国の日本の輸出は絞られ、そのため国内需要の７割をスターリニスト中国からの輸入に頼る日本は、いまだにマスク不足である。
ところがオランダ、スペイン、フィンランドなどで、中国産のマスクに粗悪品が大量に見つかり、返品・廃棄という措置がとられている。
スターリニスト中国も腰を上げ、４月１日から輸出管理を強化すると、ぞろそろと粗悪品が見つかった。１日から１３日までにマスク３１６５万枚（１日当たり約２４３万枚超）、ウイルス防護服５０万着、検査キット１１８万個、人工呼吸器６７７台で不良品が見つかり、没収した。
儲かるとなると、一斉に市場参入するスターリニスト中国の国情を反映し、この間、２万８０００社以上が他分野から医療分野に参入した結果である。
◎アメリカの地方議会議長に中国共産党への賞賛決議案を送付！？
さて、こうしたプロパガンダ攻勢は、アメリカ地方議会にも及んでいる。
ウィスコンシン州議会のロジャー・ロス議長（写真）は、自身に送られてきたスターリニスト中国政府からのメールに目をむいた。
文面は、自国の武漢肺炎ウイルス感染拡大に対する取り組みを賞賛する決議案を議会に提案して欲しいという内容だった。メールは、シカゴのスターリニスト中国領事館から送られてきたのだが、ご丁寧に文案まで添付されていて、そこには中国共産党が感染拡大にいかに素晴らしく対応したかといった事項やおよそ信じられない主張が羅列されていた。
◎賞賛決議案を送りつけられた上院議長は「ふざけるな」と一蹴
良識ある議会人ならたとえどんな親スターリニスト中国のアメリカ人でも鼻白むだろう。それを、堂々と州議会上院議長に送りつけてくる――その鉄面皮ぶりと厚かましさに驚くほかはないが、いかにスターリニスト中国がプロパガンダに狂奔しているかの好例だろう。
ちなみに今、アメリカ人で武漢肺炎のパンデミックにスターリニスト中国に責任がない、と思っている者は与野党を通じて皆無だ。
ロス議長は、こう返信した。「親愛なる総領事殿、ふざけるな」と。
逆に同議長は先月２６日、中国共産党の対応を非難する決議案を州議会に提出した。
こうした恥も外聞も無いプロパガンダは、世界の人々を愚弄するものだ。彼らは、間近いなく、嘲笑の中に孤立していくだろう。
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昨年の今日の日記：「近代日本の２大国民病と恐れられた脚気、それを制圧した男（４）：海軍vs.陸軍、高木兼��vs.森林太郎（森鴎外）」
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