4月19日　「ﾊｽﾗｰ2」見る

この日は見るともなしに、録画した、86年のｱﾒﾘｶ映画を見たのですが。
私は何と、中学の時に、この映画を劇場に観に行っているのです。
今、考えたら、何て、渋いｾﾝｽをしていたんだろうとﾋﾞｯｸﾘしました。
今の中学生が、「ﾊﾘｰﾎﾟｯﾀｰ」とか「ﾄﾞﾗえもん」とかを見に行くような感じで。
当時、この渋い映画をわざわざ劇場まで観に行っていた感性は、30年近くたっても変わらないんだなあと思いましたが。
久しぶりに見ても、なかなか面白かったです。
映画は、ﾎﾟｰﾙ・ﾆｭｰﾏﾝが主演した「ﾊｽﾗｰ」というﾋﾞﾘﾔｰﾄﾞの世界で、死闘を演じた凄腕の主人公の、その後日談です。
若者に教えるのですが、その若者を今をときめく大ｽﾀｰ･ﾄﾑ・ｸﾙｰｽﾞが演じていて、監督は巨匠･ﾏｰﾁﾝ・ｽｺｾｯｼｭとは、凄いﾄﾘｵです。
主人公はﾋﾞﾘﾔｰﾄﾞ打ちを辞めて、酒売りになっているのですが、儲かっているみたい。
そんな老人が、再びﾋﾞﾘﾔｰﾄﾞでの「負け方」を若者に教えていくのですが。刺激されて自分も参加して、思いっきり騙されて負けてしまう様子とか、哀愁が漂ってました。
最後も、初めて見た時は中途半端な印象を受けたのですが。
今見ると、勝つか負けるかが重要ではなく、戻ってきた、というのがﾃｰﾏだと分かりました。
なかなか良い名作です。
渋い映画を見たい方にはお勧めの映画だと思いました。