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2020年04月15日05:49

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株価、REIT価格の崩落時にもめげるなかれ、節約して貯蓄の勧め

 ゆうちょ銀行を含むメガバンクが定期預金の金利を今月から引き下げた。
 それまで10年物で年0.01%だったものが0.002%から下がった(1カ月物でもスーパー定期でもすべて同じ金利)。100万円預けても、利息は税込みでたった年20円にしかならない。

◎カツカツの生活でも貯蓄は不可能なのか
 今や銀行預貯金は、貸金庫と同じで、安全に保管してくれる場だけの意義になった。銀行は、資産形成の場ではなくなったのである。
 そして武漢肺炎で、飲食業などのフリーターなど非正規労働者が悲惨な目に遭っている。大手派遣会社からの派遣社員は、派遣先の会社が閉鎖されて出勤できなくとも、賃金の6割は支給されるようだが、そうでない人たちはほとんど無収入で放り出されている。
 そうした人も身近にいるが、なぜ貯金していなかったのか、と尋ねると、カツカツの生活で、貯金できる余裕は無かったと言う。そうかもしれない。
 しかし僕はもう少し踏み込んで、カツカツの中にも貯金できるのではないか、と口には出さないが、思う。乾いたぞうきんをなお絞るという節約は、不可能なのか、と。

◎奨学金を貯金していた高校・大学時代
 私的なことだが、僕は4歳の時に父を亡くし、母子家庭で育った。児童手当など無かった時代だ。それこそ赤貧洗うが如きの暮らしだった。
 高校に進学する時は、当時は特別奨学金という奨学金を受けた。これは、一般奨学金の倍の金額を受けられ、将来、社会人になってこの分を返済すれば、残りは免除される半給付の奨学金だった。僕は、ここから県立高校の授業料を払い、残りをほとんど貯金した。大学受験時の旅費・受験料、入学金などに充てるためだ。幸い、田舎の高校だったので、カネを使う場は何もなかった。
 大学でも特別奨学金を受けた。これも、半額近くは使わず、貯金した。地方大学だったので、東京に受験に行く費用などに充てるためだ。それでも人並みに、恋愛をしたし、本も買って、たまには安居酒屋にも行った。こうした費用は、アルバイト収入を充てた。
 ただ会社に入る際、思いもかけない支度金をもらった。これで、身の回りの物を整えた。大学時代の貯金は、ほとんど使わずに済んだ。
 以来、お金で苦労することはなくなった。

◎時は必ず味方してくれる
 僕の例は、特殊かもしれない。しかしカツカツの中にも少額ずつ貯蓄する習慣を身に付ければ、おそらくいざという時の助けになる。幸い、今は収益金無税のNISAもある。
 そのNISA、さらにiDeCoは、この数年内に始めた人たちは、武漢肺炎による厳しい株価大暴落で、ほとんど含み損になっているはずだ。
 しかし慌てる必要は無い。時がたてば、必ず株価は回復する。例えば18年前の株価低迷期に僕が買った某株は、暴落時でさえ買値の2倍超の株価をなお維持していたのだ。時が味方してくれるのである。

◎REIT、年利回り7%、8%がゴロゴロ
 確かに含み損は、気分が良くない。僕も、REITでかつて多くの含み益があったものが、今は半分近くの銘柄は含み損になっている。
 しかし、それも「時が味方してくれる」のだ。いつかは全銘柄が含み益に転じると楽観しているのは、この経験があるからだ。
 ちなみにREITの分配金利回りは、価格が下がったから年7%、8%がゴロゴロしている。中には10%超という信じられない高利回りのものもある(ただし高すぎる利回りは、それなりの理由があるので避けた方が無難)。
 3枚の表にREITの一部を挙げておいたが、ほぼ中央の数字が年間分配金利回りである。いかに高利回りかお分かりいただけるだろう。
 銀行の定期預金にするくらいなら、REIT投資が最も賢明だし、無手数料・低信託報酬のインデックス投信もお勧めだ。
 ただこうした値動きのある金融商品は、暴落時に換金すると大きな損失を被る。だから、ある程度の余裕資金の運用であるべきだし、余裕資金のない人はほとんど無利息に近い預貯金を手元に置くべきだ。
 奨学金で貯金をした僕の体験は、多くの非正規の人たちにも役に立つと信じる。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202004150000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

昨年の今日の日記:「ネパール紀行(8):ネパールの飲用水事情:決して水道水・地下水は飲んではならない」

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