花弁が薄いので傷つきやすい椿ハルノアケボノが咲いてゐます。なかなか無傷の状態で撮ることが難しく、毎日チャンスを狙ってゐました。風が吹くと枝や葉に触れ、鳥たちが蜜を吸いに来ると、嘴や翅に触れ、花弁に細かい傷がついてしまひ、そこが茶色に変色します。
ハルノアケボノ《淡桃色 八重 抱え咲き 筒〜割りしべ 中輪 三、四重に重なる花びらは内側に丸く曲がり 全開しても「羽衣」のように蓮華咲きにはならず 最後までふっくらとした感じを失わない。別名「丸弁羽衣」、「関西羽衣」 》
八重とは「花弁数が8以上だが芯が見える」、抱え咲きとは「弁端が内曲して雄蕊を包み込むような形」、筒しべとは「雄蕊の形状が筒状になっている」、割りしべとは「複数の筒蕊に分かれている 花弁のなかに蕊が分かれて出て来る」、蓮華咲きとは「花弁と花弁の間が透いていて、立体感のある花形」です。
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