アベリアの和名はハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)と漢字7文字で表します。それを知っている人は少なく、ほとんどの人がアベリアと園芸名で呼びます。ただアベリアは、スイカズラ科ツクバネウツギ属に属する植物の総称です。ハナゾノツクバネウツギは
緑地帯の朽ち木に小さなサルノコシカケらしきキノコが生えてゐます。サルノコシカケ(猿の腰掛)といふのは総称で、そう言ふ名のキノコはないのださうです。サルノコシカケ科・マンネンタケ科・キコブタケ科のうち、木質で多年生となるキノコの総称だとか。種
高町池の脇の花壇にキチガイナスビ(別名マンダラゲ−曼陀羅華)の実がなってゐました。熱帯アジア原産のナス科の一年草で草本の朝鮮朝顔(ダチュラ)です。朝鮮朝顔には草本と木本があり、後者は木立朝鮮朝顔(エンゼルトランペット)と言ひます。キチガイナ
部屋からは見えないので気がつきませんでしたが、植栽の陰にホトトギスが咲いてゐました。葉や花の斑点に風情があり、山野草のみならずお茶花として人気があります。盃状に上向きに咲くタイプと、釣鐘状で下向きに咲くタイプがあります。(ウチのは上向き)
よくよく見るとセイタカアワダチソウ(背高泡立草)はとてもきれいな花です。北アメリカ原産で、明治時代末期に切り花用の観賞植物として導入された帰化植物です。昭和40年代ごろ、気管支喘息や花粉症の元凶だと誤解されおおいに嫌われ者でした。この草は虫媒
2006年4月より2回/月で始めたパソコンサロン、昨日で320回ほどになりました。「高齢者の、高齢者による、高齢者のためのパソコンサロン」を謳って始めたものです。入会条件はただ一つ、60歳以上であることだけです。12年以上たちますのでメンバーはだいぶ入れ
ご近所に柑橘類がいろいろと植ゑられてゐる庭があります。おおよそ七種ぐらいはあるやうです。大抵の柑橘類は冬を迎え、これから熟し、色づいてきます。ここの亡くなられたご主人が集められてゐたやうです。今は奥さまひとりでお住まいで、沢山なった実は落ち
芙蓉と同じアオイ科のワタの花は7〜8月に開花し、9〜10月に青い実をつけ、やがて弾けます。ウチの「わたこちゃん」、一昨日の酔芙蓉同様大変な遅れ咲きで、今頃花が咲き、実をつけました。この花後にできる果実の弾けた姿をコットンボール(三枚目の写真下段
昨日は遅咲きのスイフヨウスイ(酔芙蓉)を紹介しました。スイフヨウは普通のフヨウより遅れて咲きますが、それにしてもウチのは遅咲きです。その遅咲きのスイフヨウよりも大遅咲きのフヨウが近所で咲いてゐるのを見つけました。フヨウは7月頃から咲き10月頃
他所ではとっくに咲いてゐるスイフヨウ(酔芙蓉)が今頃になって咲き始めました。フヨウはアオイ科フヨウ属で、ムクゲやハイビスカス、タチアオイ、コウショクキなどの仲間です。学名はHibiscus mutabilisで 「mutabilis」は「変はりやすい」という意味です。
台所の窓は網入り型板ガラス(網入りの片面が凸凹した視界を遮るためのガラス)です。ここは夜になるとヤモリの一家が狩をする場所になってゐます。いつもはヤモリの影が映っているのですが、緑色の棒が映ってゐました。近づいて良く見るとカマキリらしきもの
府道135号線亥子谷から桃山台の間の並木道を「千里ぎんなん通り」と称してゐます。この間4Kmばかりですが、特に佐竹台6丁目バス停から南千里バス停の2kmが見事な並木です。晩秋になるとまさに黄金街道になりますが、今は色づいた程度です。それでも朝日を浴び
白花のシュウメイギキウ(秋明菊)が咲き始めました。シュウメイギクは、キンポウゲ科の植物で、キクの仲間ではなくアネモネの仲間です。英語ではジャパニーズ・アネモネと呼ばれ、沢山の和名の別名を持ちます。「秋牡丹」「しめ菊」「紫衣菊」「加賀菊」「越
高町池の傍にタカサゴユリ(高砂百合)の果実が元気に育ってゐました。通常のユリは花が咲くまで数年かかりますが、タカサゴユリは発芽した翌年には花を咲かせます。いかにも繁殖力が旺盛な種が入っていさうな立派な果実です。見た目はテッポウユリ(鉄砲百合
わが緑地帯の溝にミゾソバ(溝蕎麦)の群生している一画があります。溝いっぱいに可愛い花が広がってゐました。ミゾソバは日本全国の小川や沼沢地、湖岸などに生育する植物です。やや富栄養な水質の場所に生育し、水田地帯の用水路などに群生していることが多
我が家に来て20年以上経つでしょうか、珍花のマユハケオモトが花をつけてゐます。彼岸花(ひがんばな)科で南アフリカ地方原産、明治初期に渡来しました。300年前とも400年前からとも言われる古典園芸植物の一つにオモト(万年青)があります。葉っぱは多肉質
昨日に続いて、ピラカンサを紹介、ピラカンサの第二弾です。日本ではトキワサンザシ、タチバナモドキ等がピラカンサと呼ばれています。昨日紹介したのはオレンジ色の実が付く、タチバナモドキ(橘擬)でした。今日は、家の近くの藪に生えてゐたトキワサンザシ
バラ科トキワサンザシ属のピラカンサの実がきれいになってきました。何種類かありますが、日本ではトキワサンザシ、タチバナモドキ等がよく見られます。常緑性の低木で、春に白い小花を咲かせ、秋から冬にかけて赤や柿色のつややかな果実を付けます。トキワサ
ヒイラギ(柊)は冬の木と書くやうに、冬に赤い実をつけ、葉の縁にトゲトゲがある木です。葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから、「ヒリヒリと痛む」意味の古語が名前の語源です。「疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ」の連用形からの名詞化した「ひひらぎ
あたりのキンモクセイ(金木犀)が一斉に咲きだしました。隣の隣がキンモクセイの生垣で近所が馥郁とした香りに包まれてゐます。樹皮が犀の皮膚に似てをり、金色の花を咲かせるので金木犀です。中国の桂林地方が原産で、中国ではキンモクセイを丹桂、金桂、桂
ミズヒキソウとも言い、日本や中国の温帯などに分布する毎年花を咲かせる多年草です。花は上から見ると赤、下か覘くと白で穂状に咲きます。それを祝儀袋などに用いられる紅白の水引にたとえてこの名前が付きました。花穂全体は深い紅色に見え、白い部分はあま
6/25のblogで「シベリア朝顔」と呼ばれてゐる朝顔を紹介をしました。シベリアの抑留兵が引き上げの途中、中国の収容所で貰ったという朝顔です。ずーと咲き続けてゐましたが、恐らく今朝の花が今季最後の花になるのではと思はれます。普通の朝顔の様に葉に切れ
ジュズサンゴが何度目かの花を咲かせ、実をつけてゐます。ジュズサンゴの花期は地植えの場合、6月〜10月で、比較的長めです。花は次々と開花し果実を実らせるため、花と実が同時に楽しめる植物です。ジュズサンゴは、北米南部から南米にかけて分布するヤマゴ
帰り花≪小春日に誘はわれて、春に咲く草木が季節外れの花をつけること。主にさくらについていうが、ツツジやヤマブキ、タンポポなどにもみられる。花がほとんどない季節だけに自然からの授かりものの思へる。≫角川俳句大歳時記小春日とは「陰暦10月の異称、
ハナミズキ(花水木の実が青い空にきれいに映ってゐます。別名アメリカヤマボウシと言ひます(3枚目の上ハナミズキ、下ヤマボウシ)。別名は、アメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから付きました。ヤマボウシの名は花の形が白い頭巾をかぶ
旧暦8月の十五夜の月見にはハギとともにススキを飾る習慣があります。昨日はハギ(萩)を紹介しましたので今日はススキ(薄)の話をいたします。本来は9月には開いてゐるはずの高町池の脇のススキがやっと開き始めました。ススキの穂は、動物の尾に見立てて尾
庭のミヤギノハギ(宮城野萩)が再び咲いてゐます。ミヤギノハギは夏ハギの別名があり、7月に咲き、一度休んで秋に再び咲きだします。ウチのは今年休憩期間が長く、10月近くになって再び咲き始めました。枝が長く垂れさがり、花も沢山つくので鑑賞用によく植
孫の運動会が台風で延び延びになって昨日行はれ、覗いてきました。見事な秋晴れでしたが、やはり平日のためか、観客はやや少なめといふより・・・・ひょっとすると、平日は関係ないことなのかもしれませし、様変わり感を否めません。小学校の運動会はかって家族の
散歩道の脇にキバナ(黄花)コスモスが植えられてゐます。コスモスの仲間ですが、コスモスの寂しさはありません。18世紀末にメキシコよりスペイン・マドリードの植物園に送られ、ヨーロッパに紹介されました。マドリード王立植物園は新大陸の植物をヨーロッパ