mixiユーザー(id:3986894)

2020年03月05日06:58

119 view

椿−アカデラ

田舎で祖父や父が集めてゐた椿を吹田に移植したものがいくつかあります。ここに住みついて57年になりますから、椿たちの寿命も60年〜100年ものということになります。写真はそのうちの一つで、一重のすっきりしたいかにもツバキらしい、とても好きな椿の一つです。アカデラ(赤寺)と言ひます。

アカデラの名前の由来は、長崎市の崇福寺に原木があり、この寺の通称が赤寺と呼ばれてゐることによります。アカデラは椿辞典によると《 濃紅〜鮮紅色 一重 筒〜ラッパ咲き 小輪 長崎県産の野生ヤブツバキから選抜された品種 》とあります。お雛様には桃ですが、この椿なら合ひさうですね。

一重とは、「花弁数が8以下で芯が見える」もののこと、筒咲きとは「花が咲ききっても、花弁がV字形以上に開かない」もののこと、ラッパ咲きとは「花が筒咲きの後で咲ききると、花弁が反曲する」もののこと、小輪とは「花径4〜6cm」のもののことと椿園芸では定義されてゐます。


0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する