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2020年01月14日15:01

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風が聞いた不協和音

かつて日本は長男を特別扱いする風潮があった。
儒教の流れを汲む国は今でもそういうところがあると思うが、日本に関しては今はさほどでもないと思う。

男の子だろうと女の子だろうと、長男だろうと次男だろうと基本的に親は子供をフェアに育てたいと思っている。

けれどやんごとなき家の長男は今でも特別扱いだ。
王位継承権とか皇位継承権は適任かどうかなどとは関係なく長男に行き、次男はあくまでスペアに過ぎない。

イギリスのヘンリー王子が王室を離れると宣言したと聞いた時思った。
生まれた時からスペアと決められた人生はどんなに不愉快だろうと。
例え、王位に付きたいとか、天皇になりたいとかいう野心とかは無くても。

王や天皇になって生きるのも、スペアとして生きるのも不自由さにそんなに違いはないけど、将来の違いは大きく、周りからさほど重きを置かれないスペアの立場に置かれている虚しさは 確実に兄弟の仲を子供の時のままではいられないものにするだろうと思う。

13年前にモンゴルに行った時だ。
遊牧民のゲルとかパオと呼ばれるあの丸いテントに泊まったのだが、観光客用のそういうゲルは要するにホテルの一室である。
だからいくつも並んでいるゲルには部屋番号のようにドアには番号が振ってあった。
当然ながらトイレやシャワールームは別棟。

ある所では秋篠宮夫妻が泊まったというゲルがあったが、そこはやはり皇族ということで丸いゲルを繋いで8の字の2部屋になっていた。
その中の一つにはシャワールームとトイレがあり、もう一つは寝室だったがテーブルにはレースの敷物というふうに特別室だった。

とは言え、ゲルはゲル。
我々が泊まったゲルとさほど変わらなかった。

ところが翌日、他の旅行会社から来た観光客と一緒になった時その話をしたら「昨日私たちが泊まった所には皇太子(今の天皇)が泊まったゲルがあったけど、我々の部屋とは全然違った」と言う。

何しろそのゲルの前には今も警備員が立っていて、お偉いさんの許可をとってからでないと中を見ることもできなかったと言う。
そう言う扱いの違いが兄弟仲をおかしくさせない訳がない。

聞こえてくる、かの国の兄弟の不協和音は日本の皇室とかぶる。
令和天皇はいい顔になったなと思うけど、若い時ルックスに恵まれていた秋篠宮の最近の顔は何か虚で冴えないように見える。
それは真子様の結婚をめぐる揉め事よりも、スペアの人生の嘆きが顔に出てきてるせいのような気がするのだけど、それは穿ち過ぎだろうか。

いずれにしてもこれからはもう王子様を夢見る女の子は生まれてこないんじゃないか。
そんな気がする

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