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2020年01月13日20:45

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舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち 2・3・4回目観劇

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@ TBS赤坂ACTシアター

岡田さんのご出演が決まって初めて耳にした、
『刀剣乱舞』という2.5次元の世界。
歴史上の名刀に魂が宿った「付喪神」が、
刀剣男子(かなり美形)に顕現し、
歴史改変された過去に飛び、
改変の原因を探り、正しい歴史に修正するため戦う、
という、本来シミュレーションゲームとして発生した2次元の世界を
舞台に載せ3次元化したシリーズ。
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刀剣男士たちの、どこか作り物のような美しさが
ファンタジーと現実を違和感なくつないでいるので
同様に、紙上または映像の物語を、
そのキャタクターの魅力を損なわない美少年たちが舞台上で演じる
2.5次元舞台・ミュージカルというジャンルが発生したらしい。

と、これが老若の女子に大人気で、
久々にチケット争奪合戦に参戦!
決戦後、気が付くと、後楽園ホール公演1枚、
TBS赤坂ACTシアター公演3枚、ゲットしていた。

で、
11/29 東京ドームシティホールにて初観劇
レポUP。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973894382&owner_id=3102427


以下で、TBS赤坂ACTシアター公演3回分、UP。
’19 12/26(木) 18:30〜 1F後方センター
’20 01/08(水) 18:30〜 2F最前列上手(右)端
'20 01/12(日) 12:30〜(前楽) 1F最後列上手
               白○席 ↓ 
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東京ドームシティホールでは
5列目センター席!という大当り席で
役者の飛び散る汗に、時々で変わる表情に魅せられ、
TBS赤坂ACTシアターでは、舞台全体を様々な位置から観渡し、
舞台そのものを堪能した。



幕が上がると背景にペリーの艦隊! 1853年、浦賀
竜馬が叫ぶ、ワシらがニッポンを守らねば!!

次のシーンは1862年、文久2年4月、土佐藩。 
吉田東洋が土佐勤王党の志士に暗殺され、
後、1865年、慶応元年、武市半平太、切腹、岡田以蔵、打ち首・晒し首
それを、姉よりの手紙で知った竜馬は慟哭する!

そして舞台は1863年、文久3年の土佐藩。
竜馬が土佐の町を駆け抜け…
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「龍馬ぁ〜! 帰ってたのか〜?」
「以蔵さん! 国内で尊攘だ開国だと争ってる余裕は無いんじゃ!
みんなで日本を守らにゃならんのじゃ!!」

そこに登場する刀剣男子7人=7振り
陸奥守吉行/肥前忠広/和泉守兼定/堀川国広
南海太郎朝尊/鶴丸国永/小烏丸
この時代ここに竜馬が居るのはおかしい!
土佐勤王党がここでハバを利かせて居るのも
おかしい!
町そのものが「変」だ!! 既に改変されてしまった世界?!
その登場を待っていたかのような改変者たちの攻撃。
せっかく変えたこの世界を正史に戻してなるか?

この改変の首魁は?
土佐の未来に想いを遺して暗殺された吉田東洋?
まだ成すべき事がある!と失意のうちに切腹した武市半平太?
死にたくない〜〜っ!と叫びながら首を落された岡田以蔵?

刀剣男子たちは勤王党の牙城に踏み込んでいく。
そんな中、陸奥守吉行(蒼木 陣)は、
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かつて自分を愛してくれた主
坂本竜馬(岡田達也)にどんどん心を寄せていく。

また、人切りの刀と自嘲する肥前忠広(櫻井圭登)も、
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かつての主、岡田以蔵(一色洋平)の哀しみに自分を重ねていく。

東洋、武市、以蔵… その恨みによる改変、というなら分かる。
が…  竜馬はなぜココに居る?

そして分かってきた、この朧の世界を産み出したもの…
そう… それは… 
武市と以蔵の死を知った竜馬の、
深い深い哀しみと、自分が土佐に居れば東洋暗殺を未然に防ぎ、
武市と以蔵も死に至ることは無かったのでは?という
強く激しい自責の念 だったのだ。

東洋も、武市も、以蔵も
竜馬の強い“想い”によって顕現した朧、
竜馬すらも、竜馬自身の“想い”の顕現した朧でしかない…
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正しい歴史を守るためにこそ、存在を許される刀剣男子!
陸奥守吉行は朧の竜馬を討ち果たすべく、走る。
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全てを知って納得した竜馬。
みょうに清々しく、陸奥守と対峙する。

最後の戦い!
竜馬と陸奥守はお互いの全てを掛ける。

ラスト、
消えゆく竜馬へ、惜別の情を隠しきれない陸奥守に
竜馬が言う、
「また逢える」
これ! 絶対! 
岡田さんの当り役『また逢おうと竜馬は言った』(キャラメルボックス)
の「竜馬」へのオマージュだ!!

そんな直球勝負な筋立てを飾るのが、
くるくる動く舞台装置、その上を飛び回るキャストの殺陣。
刀剣男子7人、それぞれ、幾度か魅せ場がある。
音楽も津軽三味線風だったり、
正に美しい乱舞のような殺陣を彩る。
そして、まるで歌舞伎のような見栄を切る“場”が創られ。

岡田さんと陸奥守の蒼木 陣くんとの殺陣も、
正攻法で本当に美しかったのだけれど、
特に見事だったのは、
以蔵の一色洋平くんと、蒼木 陣くんとの殺陣。
1シーンの応酬がどのくらい続いたろう?
凄かった〜〜〜! あの丁々発止!
それも、動き回るセットを駈け上り、跳び、駆け下り
ワァオォッ! 階段落ち!
あれは、さすがに若くないとできないよねぇ〜〜

筋立てとは別に、
何度か観て、次にどんな殺陣でどうキメて、どう魅せるかわかっていて
大きな期待を持ってそのシーンを待つ、
そんな愉しみもあった公演。



あんなに強い想いを持って生きた幕末の志士たち、
方向も方法も様々ながら、彼らは本当に日本の行く末を憂いていた。
たくさんの命を散らして獲得した明治維新…
そして、時代を進んで“今”!
我々は彼らの犠牲の上に得たこの、平和と平等を
怠惰に貪って空費してはいないだろうか?
小説、映像、舞台など幕末モノに触れるといつも思ってしまう。

この舞台でも、消え逝く竜馬が言う
「おんしの知る日の本は、ええ国か?」
陸奥守は応える。
「ええ国じゃ!」
「言い切ったな?」
「言い切ったよ!」

陸奥守を嘘つきにしてはいけないな〜!





舞台裏でも仲良しな竜馬と陸奥守とみなさん。
こんなおそろいTシャツ「リョーマの休日」だって。(笑)
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今回も「たつどら」喜んで頂けたようです。
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