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2020年01月08日10:20

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「再会の夏」

フランスの作家ジャン=クリストフ・リュファンの史実をベースにしたベストセラー歴史小説を86歳のジャン・ベッケル監督が映画化したフランス・ベルギー合作映画で、3750万人以上の犠牲者を出した第一次世界大戦終結100年に作られました。
戦争で心身共に傷付いた主人を待つ、戦場にも付き従った1匹の犬を軸に描くフランス版「忠犬ハチ公」物語でもあります。

1919年、第1次世界大戦直後のフランス片田舎の留置所。
戦争の英雄で、受勲もしたものの、戦後に捕らえられた元兵士モルラックが、独房で頑なに黙秘を続けています。彼を軍法会議にかけるか否かを決めるためパリからやって来た軍判事ランティエ少佐は、留置所の外で吠え続けるモルラックの犬に関心を寄せます。そして彼を調べるうちに、農婦にして学識豊かな恋人の存在が浮かびあがります。

二人は立場、階級や考え方の違いを超えて、次第に理解し合っていきます。モルラックは言います。「偉い奴らは馬の上から、訳の分からない指示を出すだけ。勲章を与えれば、人が犬の様に働くと思っている」
戦争の悲惨さ、戦争が犠牲にするものについて描き、戦争の非道さを訴える映画です。


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