TL1000Rのメンテナンス作業を続けます。
嗚呼、メンドイ…
今回は油圧クラッチ関係。
ブレーキと違って地味で目立たないけど、熱に晒されつつ
強めの力で使われ、ストロークも多めなので予想外に劣化します。
レリーズシリンダー側をチェック… する前に、フルードを抜きます。
やり方は簡単、リザーバーに補充せずにエア抜き行為をすればOK。
リザーバーがカラになると、空気を押し出すので
油圧の流路がカラになるワケです。
レリーズシリンダーを外してみると、以前塗ったグリスが残っているので一安心。
キレイにして再度グリスアップして、ハイOK。
続けて、マスターシリンダー側をチェック。
レバーを外し、ピストンを止めているスナップリングを外すと
カップ式のピストンが出てきます。
ラジアル式はピストン出口が正面を向くので、この作業がしやすいのです。
コチラも清掃&グリスアップで、何ら問題なし。
問題だったのは、クラッチレバーでした。
支点部分のピンボルトが半固着で、レバーがスムーズに動いてない。
テッテー的に清掃して、グリスアップして… 元通りに組む。
あれ? 組めない。 ネジが入っていかない。
そういえば、外す時に結構カタかったよな…
ネジ単体でも入っていかない。
タップ&ダイスのセット、用意。
M6×1のダイスでピンボルトのネジを補修。
同サイズのタップで、マスター側ネジ穴を補修。
ピンボルト単体での組付&締付、OK。
改めてレバー組み付け、OK。 うん、スムーズな動き。
コレが本来のラジアルマスター&レバーの動きだ。
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