mixiユーザー(id:283341)

2019年10月26日12:11

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映画「Die Neue These 星乱」 第2章

フラグが立つ度に心が乱れるストーリーだった。そしてこの章では回収されず、3部作の
結末が何であるかは原作派には明確すぎる。記憶ではこの顛末は2巻の終わりに
当たり、完結させるつもりであれば長い道のりだ。やはり10年プロジェクトになるのだろうか。
然しながら、あまりのクライマックスである為にそこで物語を閉じるという選択肢も生じる。

個人的に銀英伝のナンバー1シーンと思っている、「卑怯者っ」の件がこの章に登場。
つい比較してしまうが、前作には及ばなかった。郷里大輔、若本規夫の組み合わせが
強烈すぎたのだ。
逆に前作超えとしてジェシカの戦いを挙げたい。前作の描写がマイルドに思える程に
凄惨だった。
年齢を重ねて自分の経験値も上がり、大いに肯ける台詞に気付いた。メルカッツの
「あの方は病気なのだ」。環境に影響されて出来上がった資質について、本人の責任を
問うのは非情という考え方だ。若い時分には、納得はしても正義の名のもとに滅ぼされるべきと
譲れなかった。今となって、或る意味では被害者であるとの認識がかなり大きく育っている。
全編を通して無責任な支配者を責めるトーンが強い中、この件はカウンターとして
じわじわ効いてくる。考えの多様性は群像劇に繋がり、大河ドラマ並のスケールを
保つ一助となっているような気がしている。

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