月の灯は、心を冷静にしながら火を憑ける
その色は青く 静かに心を侵食する
その灯は、暗がりに隠された物を、映し出し、秘めた想い、真実が明かに成る。
月の灯に照された横顔は、哀愁を帯び妖しさを増す。
月は心を映す鏡 歓び、哀しみを倍増する
その想いは、純粋で 汚れを知らぬ
春の月は心を包込み 夏の月は情たぎらせ
秋の月は哀愁を誘い 冬の月は情を育む
月は様々な物を映し出す鏡 新たな種を運び 新たな展開を生み出す。
心の中に映る影も同様に喜怒哀楽を醸し出す
ただ一人の人の詞が 心中を映し出す影に 香りや温度差を生じ
映し出される影の違いと強弱が生み出す景色を変えてゆく
同じ景色が 観る人の心に有る影によって変化して
気付か無かった温かさに癒される
秋の一夜は物思いに耽るには善い季節だ
落語のネタ「狐芝居」
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