mixiユーザー(id:1833966)

2019年09月29日05:40

175 view

韓国版「滝川事件」、教壇で慰安婦について正論を述べた柳錫春教授に非難の集中砲火で大学追放の危機

 「滝川事件」と言えば、戦前日本を暗い時代に導く一里塚となった思想弾圧事件として昭和史上で名高い。京都帝国大学法学部の滝川幸辰教授がその著作と自由主義的な教壇での講義が問題視され、京大を追われた事件である。これに対し、京大法学部では教授から副手ら至るまで全教官が抗議の辞表を提出した。「京大事件」とも呼ばれる。

◎滝川教授追放で大学自治は消滅
 この事件は、黒澤明監督の戦後第1作『わが青春に悔なし(1946年)』の1つのテーマにもなっている。
 なおその後滝川氏自身は、戦後に復権し、京大総長にもなるが、反動的姿勢を強めて左翼学生を大学から追う立場へと豹変した後日談もある。
 1つ言えるのは、滝川事件によって、ともかくも自治を許されていた大学から自治権が完全に奪われ、非マルクス主義者の教授たちといえども、時の陸軍や政府に物を言えなくなったことである。思想・言論の自由は、聖域として残されていた大学教壇からも消えたのだ。

◎延世大の柳錫春教授が教壇で講じた正論がやり玉に
 今の日本ではとうてい考えられないことだが、反日韓国では、今、「滝川事件」が再現されようとしている。
 韓国の延世(ヨンセ)大学と言えば、日本の慶應義塾大と姉妹校関係にあるように、韓国では高麗大学と並ぶ有力私学であり、国立のソウル大学と共に「SKY(ソウル大、高麗大、延世大)」と呼ばれる名門である(写真)。
 この延世大の柳錫春(リュ・ソクチュン)教授(写真)が、19日の大学の講義で「従軍慰安婦」について「売春婦と似たようなものだ」と語ったことが、今、大問題になっている。
 柳教授は、続けて「日本が強制連行したとの記録はなかった」とし、彼女たちの売春の理由は貧しさのせいで、「昔もそうだった」と、日本では至極まっとうな学説が、やり玉に挙げられたのだ。講義での発言は何物かが録音し、反日メディアや反日市民団体に流した。

◎警察も捜査に動く
 同大の学生自治会や同窓会も猛反発、大学当局に「人類史上、最も醜悪な国家暴力の被害者(元慰安婦)を『自発的売春』などと罵倒し、あざ笑った」と、柳氏の罷免を要求している。
 学内外から非難を受ける柳教授は、延世大の学内メディアに対し「売春が貧しさゆえの、やむを得ぬ事情での選択だったと説明したが、一部の学生が受け入れなかった」と反論しており、「日本は慰安婦の直接的加害者ではない」とも述べている。
 これが、元慰安婦の反日支援団体「正義記憶連帯(旧・挺対協)」などを刺激し、柳氏を名誉毀損や虚偽事実流布、セクハラの疑いで告発。聯合ニュースによると検察は27日、警察を通しての捜査に着手したという。柳氏の授業はすでに中止となり、学生らの要求を受けた大学側も調査を進めている。

◎韓国に「言論の不自由」
 韓国では「慰安婦」は神聖不可侵の存在に祭り上げられており、少しでも「実態」を伝えれば、「国民情緒法」の支配する韓国では非難の矢面に立たされる。
 これまでにも、朴裕河(写真)・世宗大教授のように、学術書『帝国の慰安婦』を問題視されて被告人にされたり、学生からつるし上げられた末に大学を追われたりした学者もいる。柳氏に対しても、「教授の資格がない」という非難が高まり、大学を追われかねない状況だ。

◎日本の「進歩的知識人」に韓国版滝川事件を問いたい
 真実を言えば袋叩きに遭い、教授職も失いかねない韓国は、本当に自由で民主的な国家なのだろうか。
 そして「あいちトリエンナーレ」での慰安婦=少女像を展示した『表現の不自由、その後』展を中止したことに対し、韓国とロンドを組んで日本を非難する「進歩的知識人」たちよ。あなたたちは、韓国での柳錫春教授や朴裕河教授の受難に対し、少しでも「表現の自由」の観点から韓国の反日分子の非難をしたことがあるのか。恥を知るが良い。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/201909290000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

昨年の今日の日記:「激化する米中貿易戦争、習近平の無謀な反撃にアメリカは屈せず、さらに激化の様相」

4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年09月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930