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2019年09月27日12:18

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狛犬渉猟File@森浅間神社

○File#489 森浅間神社
○所在地…神奈川県横浜市磯子区森2−16−7
○社格など…旧村社、森三村(森公田村・森雑色村・森中原村)鎮守
○訪問日…令和元年9月22日
○歴史・由緒など…幸蔵坊長慶なる比丘が、権現堂(亀谷山権現堂福禅寺)を開山した建久8(1197)年を創建とする説と、守邦親王が護持の薬師如来を本地仏として我砂羅山に安置した建武2(1335)年を創建とする説、二説があると云う。森三村(森公田村・森雑色村・森中原村)の鎮守社として崇敬され、明治6年には村社に列格、明治41年には無格社12社を下宮に合祀している。
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○社殿前・奥側の1対(通算740号)
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社殿前の階段下に、ひっそりと鎮座する小さなペア。注意して見てないと見逃しそうなくらいの遠慮がちなサイズ、佇まいだ。
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最大の特徴は、立ち上がったあと、腰から後ろ脚にかけて落ちかかるように流れている尻尾だろう。
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また、素朴な造りが魅力を醸し出しており、特に子狛の佇まいには惹かれるものがあった♪
素朴ながらしかし、洲浜にかかった尻尾をしっかり彫り出すなど、仕事は丁寧だ。
紀年銘が見当たらず、生年がわからないのが、ちょっと残念な点である。


○社殿前・手前側の1対(通算741号)
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玉と子を、両方手に取る「欲張りタイプ(?)」の吽形と、三匹の子狛を伴う「子だくさんタイプ(?)」の阿形の組み合わせ♪
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子狛の所作にそれぞれ違いを出し、賑やかな印象の造りになっている。
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生年は、「大正九年七月十五日」(両像台座裏面に紀年銘)。
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石工は、「神奈川飯田町/石材業 大須賀興七 五十五歳」とあった(同上)。年齢まで入れてあるのは珍しいし、引用の銘の前には、お父さんの名まで刻んであった。お父さんが当地の生まれで、当社の氏子だったらしい。ここまで刻んでおいてくれると、狛犬生誕の歴史(事情)が想像できて、マニアにはありがたい♪


○境内社・下宮前の1対(通算742号)
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同じ1対とは思えない程、阿形と吽形で造形が違って見える。
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吽形の方が整った流麗なルックスで、それに比べると阿形は少し、彫刻技術的にぎこちないようなルックスだ。。
ただ、それぞれに別の魅力はあると思う。
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吽形の伴う子狛が半壊状態なのは、ちょっと残念だった。
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生年は、「明治廿六年六月」(吽形台座裏面に紀年銘)。
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