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2019年09月27日04:54

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巨大な貿易黒字国、スターリニスト中国の不可解な経常収支:経常黒字の3分の2が消え、3年後には経常赤字国に転落か

 世界中に安値輸出で稼いだ外貨を積み上げ、アメリカ国債投資でトランプ政権を牽制し、途上国には「サラ金」融資して返済のままならなくなった国のインフラなどを差し押さえる――言わずとしれたスターリニスト中国のカネに飽かせた世界戦略である。
 しかし今、この世界戦略も、曲がり角に差し掛かっている。

◎2022年には経常収支は赤字か
 スターリニスト中国の貿易黒字は相変わらず大きいが、行方のはっきりしない資金流出も巨額にのぼり、経常黒字が急激に縮小しているのだ。
 IMFの予測によると、2022年にもスターリニスト中国の経常収支は赤字に転じるという。
 巨額な貿易黒字なのに、なぜ? と思われる。むろん海外旅行ブームで、日本や欧米各国に観光旅行に行った中国人が、派手な札びらを切って爆買いすることによる旅行収支の赤字はあるが、それ以上に行方のつかめない「誤差脱漏」が膨張していることが大きい。

◎経常黒字の3分の2がどこかに消えている
 誤差脱漏とは何か。
 例えばスターリニスト中国の2009年〜18年までの10年間の経常黒字は、約2兆ドルもあった。これは普通なら、そのまま対外純資産として積み上がる。ところが、この間の対外純資産の伸びは、3分の1近い7400億ドルしかなかった。3分の2近い1兆2000億ドル余が、どこかに消えてしまったのだ。これが、誤差脱漏である。
 誤差脱漏は、日本の経常収支にもある。しかしスターリニスト中国の誤差脱漏は、あまりにも巨額だ。
 そのため世界一の貿易黒字国なのに、スターリニスト中国の対外純資産は、日本(約3兆1000億ドル)、ドイツ(約2兆3000億ドル)に次ぐ第3位の約2兆1000億ドルに留まる。

◎密かに進む脱人民元
 対外純資産の伸びの鈍化は、スターリニスト中国が保有するアメリカ国債が減少していることなど明確で、途上国への「サラ金」貸し付けの焦げ付きなどもきいているようだ。
 誤差脱漏の有力原因は、スターリニスト中国からの秘密のうちの資金流出、資金流入の抑制、である。例えばスターリニスト中国の輸出企業が外国に100万ドルの物を輸出したとしても(貿易黒字にカウントされる)、口座には50万ドルしか入金されないとすると、対外純資産はそれだけ目減りする。
 輸出企業は、先行きの人民元安を懸念し、資金を海外に逃避させているわけだ。
 旅行収支でも、赤字の巨額さから、単なる爆買い以外の外貨持ちだしが疑われている。ヤミで人民元からドルを買った旅行者が、旅行先で秘密裏に不動産を購入すれば、旅行収支の赤字は膨らみ、経常収支の黒字が縮む。
 前述したようにIMFは、3年後にスターリニスト中国の経常収支は赤字転落を予想する。

◎本当は自国を信用していない中国人
 今のところ、貿易黒字だけは安泰だが、米中貿易戦争の結果、スターリニスト中国から外資の工場が、どんどん周辺諸国に流出・逃避しているので、こちらもいずれは大きく縮んでいくのは避けられない。
 すべては人民元への信頼性の低下の故だが、巨額の貿易黒字という金看板がなくなれば、さらに人民元安は激しくなる。
 返還以来、香港に20年間で100万人もスターリニスト中国から移住したのも、スターリニスト中国という国、人民元という通貨を信用していないからだ。
 カネに飽かせたスターリニスト中国の成金外交の弱体化につながるのは確実だ。

昨年の今日の日記:「東京駅前のシャングリ・ラ ホテル高層階にスリランカの『カニ省』出張レストランに絶品のノコギリガザミを食べに行く」

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