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2019年09月19日23:11

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「ブラインドスポッティング」

人種の違いや貧富の差が生むトラブルを描く人間ドラマで、アメリカ映画です。
舞台はカリフォルニア州オークランド。
黒人青年のコリンは、残り3日間となった保護観察期間を問題を起こすことなく過ごす必要がありました。
黒人というだけで犯罪者に疑われる、そして冤罪であっても逮捕され、最悪の場合は無罪でも射殺されてしまうアメリカ。
コリンは白人警官が、逃走中の黒人を後ろから射殺するのを目撃してしたのですが・・・。

彼と幼なじみの白人青年マイルズは、トラブルメーカーで、コリンはいつも彼の暴走を止めていました。服役の理由は暴力事件で、同じ罪なのに彼だけ逮捕され、白人の親友は無罪放免。こんな理不尽な状況に彼は耐え、白人の親友を恨みもしないのでした。

ラスト近くで、コリンが黒人を射殺した白人警官を見つけた場面が最高でした。本物の銃を構えながら、彼は圧巻のラップで攻撃するのです。まさに、魂のラップでした。

ブラインドスポッティングとは。・・・。2通りの見方が可能な状況や画像。ただし、一度に片方しか見ることができず、もう片方がブラインドスポット(盲点)となる。

元米大統領であるバラク・オバマが、2018年ベストムービーに選出した映画ということで、見た映画です。暴力シーンの多さには辟易したし、黒人問題としてでなく、普遍的な問題として、自分がどこまで理解できたか自信はないけれど、良い映画だったと思います。


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