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2019年09月12日12:56

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Soft Machine「Hidden Details」

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詳細は不明だが法的問題が解消し、ついに「ソフト・マシーン・レガシー」から「レガシー」が取れ、「ソフト・マシーン」の復活となった2018年作。

実にソフト・マシーンとしては、1981年の「Land of Cockayne」以来、38年振りの11thアルバムとなる。

しかしながらなんと、わずか3日間で録音されたという。

そしてその録音は、2017年12月20日から22日にかけて、コロシアムのジョン・ハイズマンによって彼のスタジオに於いて行われいる。

ハイズマンが亡くなったのはその半年後である。

ラインナップはレガシー名義の前作「Burden of Proof」(2013)と同じ、

John Etheridge(g)
Theo Travis(sax,piano)
Roy Babbington(ba)
John Marshall(dr)

ラストの1曲のみゲストとして

Nick Utteridge(wind chimes)

が参加。

「Burden of Proof」では「Fourth」(1971)ナンバーでヒュー・ホッパー作の「Kings And Queens」をリメイクしていたが、ここでも「Bundles」(1975)ナンバー「The Man Who Waved At Trains」と「Third」(1970)ナンバー「Out-Bloody-Rageous(Part 1)」の2曲のマイク・ラトリッジ作を演っている。

内容は基本的にはこれまでのレガシー同様と言えるが、そのクオリティは3日で仕上げられたとは信じられない高さであり、レガシー時代を無視して、単にソフト・マシーンの新作として聴いても十分に納得出来る仕上がりだ。

このアルバムのツアー終了後、バビントンとマーシャルが引退を表明したため、これがソフト・マシーンのラスト作となるのではないかと言われているが、このエサリッジとトラヴィスの変わらぬ、というよりますますアグレッシヴなプレイを聴くと、まだまだ続けるつもりなのではあるまいかと思える。

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