バスで移動していると
右翼の街宣車っぽいクルマ(それそのものだが)が、
非常に丁寧な言葉遣いでカミカミながら、
何やら文句を喚いている。ご苦労様です。
彼らの不満は現政権が
あわよくば憲法を改正して女系天皇を擁立可能にしようとしている事らしい。
来月には、
僕が生まれた時は皇太子でも何でもなく、
次期皇太子候補の浩宮(ひろのみや)様、愛称「なるちゃん」に過ぎなかった彼が、
遂に天皇陛下になる。
昭和天皇が崩御して今上天皇が即位すると順当に皇太子に就位し、
今月末に今上天皇が退位するのに伴って天皇に即位するのである。
現憲法下では2回目の改元だが、
早速皇室典範からブレて、天皇在命中の退位を敢行する事となった。
これも皇室典範制定時に想定はされていただろうが、
別にどうとでもなると甘く目論んでいたからで、
ここまで立て続けに天皇が長寿を全うすると
即位時に天皇は決まって高齢者になってしまい、
更に厳しい展開
(例えば、皇太子が先に夭折するなど)
とかはどの程度想定されていたのかは、極めて怪しい。
確かに世の流れや男女平等思想から行けば、
今の時代では当たり前かも知れないが
昭和天皇が始めた側室制度の廃止(大正時代に皇太子の時に決めた)の時点で、
子沢山じゃないと継嗣の男子が途絶える事は判りきっていた筈なのである。
二人生んで両方女子の可能性は25%、三人なら12.5%。
この数字は単純な割り算ではあるが、
8代続いて3人の子供をもうけても、
そのうち一代は女子しか生まれなくなる計算だから、
男女の出生率で多少緩和されても簡単に連続10代は続かないのだ。
「君が代」では“千代に八千代に”と歌うが、
側室抜きでは男系維持は無理なのは当然なのである。
だからといって僕は
“側室制度の復活”を提唱しているわけではないので、
早とちりしないで欲しい。
因みに側室制度ではなく「一夫多妻制度」提唱者であるから
もっと過激かも知れないが、天皇家にそれを、という
論者ではない
ただ、男系一統を保持するには、
科学を超越した部分、
或いは“男子が産まれるまで生み続ける”
或いは“生まれなかったら、離婚して新しい后を迎える”など、
現代の感覚から逸脱したものが無いと厳しい、という
現実問題を認識した上での議論がなされたいと思う。
しかし、忙しい話だ。
普段ならこの右傾化を
近隣の無礼な国や左派政党、
或いは呑気な平和ボケ国民に批判されている安倍サンだが、
まさかアメリカに押し付けられて国を左寄りに傾けた日本国憲法を、
現代的に改憲しようとしたら、右翼がそれを批判するとは(笑)
方や、責める側の街宣車も歯切れが悪い。
男子天皇制を維持する効果的な方法を全く持たないまま、
秋篠宮悠仁殿下にこの問題を丸投げしようとしてる。
彼が皇室離脱を決意したらどないなるんだろうか。
それこそ不遜な事だと思うのは右翼としては失格か(笑)
右翼では無いけれど
ところで
肝心の皇位継承権は、
皇太子殿下が即位すると、秋篠宮、悠仁親王の流れになるのは確定的だ。
現在の改憲の方向性は2つ。
男系の女性天皇を容認して愛子内親王の即位を認めるか、
女系も容認して愛子内親王の即位を認めるか。
つまり、愛子天皇を容認するための議論になりがちだが、実は違う。
これに皇室典範を変えない、という選択肢も加えると
「変える」「変えない」の二元論と
男系に固執するか、女系を容認するかの二元論が相まってややこしい
「変える」のうちの前者は
かつての基本の皇統タイプで、
かつてはかの有名な推古天皇など女性天皇も存在していたわけだから
決しておかしな事ではない。
ただ、後者の女系天皇を容認するとなると、
愛子内親王が皇位継承権第一位になれば、
(まだ存在しないが)第二位は愛子内親王の子供ということになり、
悠仁親王が皇位継承する可能性は大きく後退する。
この違いが、今現在の“プリンス”の今後の扱いを左右するから厄介なのである。
もちろん、皇室典範を改定しなければ、
皇太子→秋篠宮→悠仁になるので、
悠仁親王を今から“お育てする”と決意が硬い連中からすると、
憲法(皇室典範)を改める事には反対、というわけだ。
ややこしかろ?
■両陛下、武蔵野陵参拝=昭和天皇に退位報告
(時事通信社 - 04月23日 12:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5593023
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