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2019年04月12日22:44

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『国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅』及びミュージアムシアター『空海 祈りの形』に行って来た。

夜勤明けの半休を利用して、月イチの東博。
週末の開館時間延長を利用して伺って参りましたm(__)m


まずは、ミュージアムシアターで特別展の予習をと思い、16時からの最終回上映にあわせて会場入り。友の会の更新時に、シアターのタダ券を1枚貰っていたので、これを利用し、いつもよりだいぶ多いお客さんたち(3分の2くらいは席が埋まりました)に混じって席に着いたまではよかったんですが、、
夜勤明けのせいもあってか、最初10分弱見ただけで、寝ちゃいました(;´∀`)
折角のタダ券、ムダに使っちゃったなぁ。


まあ、気を取り直して、平成館の特別展会場へ。

東京国立博物館「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」
【展覧会HP】https://toji2019.jp/
フォト
会場に入ったのは、いつもなら間もなく閉館になろうかという17時少し前。それもあってか、会場内はそれほど混み合っておらず、また、展示後半は大型の彫刻作品が多くて見やすい構成だったのもあり、ストレスなしで見学できましたm(__)m

全体としては、「さすが東寺の文化財レベルは半端ねぇな!」と感じ、☆評価を付ける(採点する)なら満点、3つ星の展覧会で文句はないんですが、ただ、褒めてばかりじゃ芸がないので、幾つか思ったことを。

1つ。
これはまあいつものことですが、会期中の展示替えが多すぎます。。
特に、5幅でセットとか、7幅でセットとかの、揃いモノの作品を、展示期間を分け、小出しにするのは、如何なものかと、どうしても思っちゃいます(;´Д`)

1つ。
思ってたより、展示全体に占める仏像の割合が少なかったのが残念でした。
本展のメインディッシュである《立体曼荼羅》以外にも、仏像の展示はもっとあるものと思ってたんですが、意外に少なめで、少々地味な印象でした。

最後に、これは上記2点と関係してくることですが、会場内の最後で立体曼荼羅を構成してた仏像たちについて。
正規メンバー全21躯のうち、15躯が集結! ということでしたが、それぞれのチーム(如来・菩薩・明王)のいちばん重要なメンバー、いわゆる「センター」であるはずの中尊、すなわち如来なら大日如来、菩薩なら金剛波羅蜜、明王なら不動明王が来ておらず、さらに、彼らを守護する親衛隊の四天王も、4躯のうち半数が不在。帝釈天・梵天のコンビも、梵天がお留守番ということで、「何だかなぁ」「物足りないなぁ」という思いを抱いたというのが正直なところ。

ただ、この立体曼荼羅がスゴイ仏像群なのは、間違いのないことで、それらが間近から、絶妙なライティングで、しかも様々な角度から、360度背後まで拝観出来るというのは得難き機会。興奮しちゃったのも確かです♪
特に、過去何度か現地で見た際には全く気付かなかった、如来チームが手にしてる「ハンカチ?」みたいな持物の存在が気になりました。
定印を結ぶ阿弥陀以外の3躯がみんな左手に持ってて、宝生は右手=与願印に左手=ハンカチ?、阿しゅくは右手で与願印&左手にハンカチ?は同じでも、ハンカチを立てるようにして持ってる点が違ってて、最後に不空成就は、左手のハンカチは宝生と同じように左手に持ち、ただ右手の印が施無畏印になっているという。。
イケメンで人気の帝釈天の場合も、そのハンサムな顔貌より、足の指がそっくり返っているところ。これは脚にだいぶ力が入っているなぁ(帝釈天自身にしろ、それを彫った仏師にしろ、二つの意味で)とか、細かいところに目がいきました。
で、個人的には、このメンツだと、いちばんの「推しメン」は大威徳明王ですね!

それから、2点あった獅子・狛犬像に興味津々だったのと、観智院からお出ましの、古拙の魅力を横溢させる五大虚空蔵菩薩がやっぱ堪らなくイイなぁ、と。
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