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2019年04月06日20:29

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『日本橋高島屋と村野藤吾』に行って来た。

夜勤明けの半休を利用して。

高島屋史料館TOKYO 4階展示室「日本橋高島屋と村野藤吾」
【展覧会HP】https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/exhibition/
フォト
1970年OPENの高島屋史料館(大阪)の分館として、この3月に日本橋高島屋の4階に開館した展示室。そのオープニング記念展示は、重文にも指定される日本橋高島屋の建築について、そして、4度に亘る増築工事を担当した村野藤吾について、紹介する内容!

ここ最近、近現代の建築に関する本を何冊か読んで、興味を持った建築家が何人か居た。
たとえば、日本人では武田五一、白井晟一、そして本展が取り上げる村野藤吾。。
つうわけで、楽しみにお邪魔してみたm(__)m

展示室は思ったよりも狭く、展示の数もそれほど多くはなかったが、高橋貞太郎が設計した初代の建築(旧東京日本生命館)について、戦争のために実現しなかった高橋による幻の増築計画について、それを引き継いで見事に和風様式建築とモダン建築を融合させた村野の仕事について、興味深い史料がてんこ盛りで、とても満足のいく見学が出来た♪

何しろ、展示を見てすぐに、そこで紹介されていた実物も、見学できるのがイイ!
フォトフォト
”店の顔”とも呼べる、中央通りに面した正面側↑は、高橋貞太郎が設計した当初の建築。
村野の仕事は、この建物の後方へと増築されていった部分を、従来あった建築に馴染ませながら、且つ、モダンさも取り入れて付け加えていくという、ある意味、一から自分の思い通り設計するよりも難しい仕事じゃないかと。。
フォトフォト
しかし、さすがは村野先生というべきか、言われて見ないと、どこからがオリジナルでどこからが増築部分か、わからないくらい自然に、ひとつの建物としてつながっている。。
フォトフォト
正面の様式建築の部分と、側面〜後方のモダニズム建築的な部分は、よく見ると全然違うのに、そのジョイントに不自然さを全く感じさせないというのは、、恐るべきデザイン能力というべきか!
フォトフォト
そのほか、内装にもセンスの光るこだわりを感じ、この建築が、国の重要文化財に相応しい名建築であることを実感して来た1日でしたm(__)m
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