やりすぎた、子供向け玩具

ラジコンいぢり、次のプロジェクトに移行します。
今回は趣向を変えて、８０年代当時の別方面に特化したラジコンです。

「ヨネザワ　ランドダッシュ」。

１９８４年に発売された、完成品のラジコン。
模型ではなく、玩具店で販売された「トイラジコン」です。

当時のホビーラジコン界は、オフロードバギーが大ブーム。
そのジャンルに、トイラジコンが参入した最初のマシンとなります。

大きさは1/10で、全長が約40cm。　走行時の重量が約1.6kg。
電池は普通の乾電池…　ではありません。
ホビーラジコンと同様の、7,2Vニッカドのレーシングパックを使用。
しかも簡単に着脱できるボディを外した先に、縛って搭載。

動力源は、マブチＲＳ−５４０Ｓ。
コレもホビーラジコンで主流のモーターです。


7.2Vニッカドに540モーターは、当時のホビーラジコンと同様のパワーソース。
最高速度が24キロ前後なので、爆速。
華麗にジャンプしたり、パワーだけでスピンターンとかが可能なので
当時のトイラジのレベルを、はるかに凌駕するレベル。

こんなのを当時のチビッ子が操るとしたら…　どう考えても、速すぎる。
こんな速度で人にぶつかったら…　ケガしかねない。

走行時間も、ホビーラジコンと同レベル。
丸一日充電して、走行時間が12分くらい。
子供から見たら…　やるせない問題となっただろう。
バッテリーを複数用意すれば、と思うなかれ、当時のニッカドは1個5800円。

当時の車体価格が、1万9000円前後。
しかもニッカドバッテリーは付属していない。
当時の入門用ホビーラジコン＆プロポセットを購入するのと大差ない…
カネのかかり方も、ホビーラジコンと同等レベル。