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2019年02月10日22:19

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『生誕130年記念 奥村土牛』に行って来た。

世間は三連休の中日。。わしは夜勤明けの半休を利用してm(__)m

山種美術館「広尾開館10周年記念特別展 生誕130年記念 奥村土牛」
【展覧会HP】http://www.yamatane-museum.jp/exh/2019/togyu.html
フォトフォト
ついこないだも、山種美術館で土牛の展覧会をやってたはずだ、、と思って調べてみたら、「ついこないだ」ではなかったが、ちょうど2年前の今時分、自館の開館50周年を記念して、土牛展をやっていた(※今回は、美術館の建物が広尾に移って来た10周年を記念した特別展ということらしい)。
ついでに、過去10年ほどの間に、当館の展覧会で、タイトルに「土牛」の名が冠された展覧会のうち、自分が足を運んだものをカウントしてみた。
上記した2年前の土牛展と、今回の展示も含めれば、実に5回もの「土牛関連」の展覧会に赴いたことが判明した。。わしが足を運んでないものも含めれば、もっと多くの「土牛関連」展示が催されているのかも知れない。。
何が言いたいかというと、相変わらず当館の企画は、芸がないというか、工夫がないというか、チャレンジしてないというか、、紋切り型の繰り返し、なのである。。
自館の、先代のコレクションの質の高さに胡坐をかいて、それらをどういう切り口で構成しながら鑑賞者に見せようか、というような創意工夫が、ほとんど感じられないのである。
今回の展示も、また然りだった。ただ土牛の名品をズラッと並べただけといった感じで。。
でも、土牛の作品の質が高いので、ある程度以上満足感を覚えながらじっくり見ることが出来るし、また、わしは土牛が好きなので、「土牛展」と銘打たれれば、またかよ? と思いながらも足を運んでしまうのだった。。
今回の鑑賞で、改めて考えたことは、土牛作品に見え隠れする「大胆さ」と「繊細さ」の交錯、みたいなこと。
遠目には、凄く大胆な構図でざざっと勢いよく描かれたような絵が、近寄って見ると実に繊細なタッチで描かれていたり、また逆に、遠目には丁寧に写実的に描かれてるように見える絵が、近づいて見ると大胆な筆致で力強く描かれていたり。その二面性というか両面性が面白く感じた。
あと、描かれた対象の質感。これがとてもよく表現されてるという気が凄くした。
やっぱ土牛の作品は、紛れもない名品揃いなんだよなあ、、山種美術館の企画力のなさを補って余りある。。
これで客が入っちゃうから、全然改善が見られない、と。。(;´Д`)
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