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2019年01月20日06:27

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1月16日 連雀亭ワンコイン寄席

〇このところ辛いこと、凹むことがあると「いま日本で自分より辛いのは稀勢の里だ」「稀勢の里に比べればまだまだ」と自分を慰めていた。鳴門親方があのタイミングで亡くならなければ、もっと違う力士人生があったのか。●先月のNHK「おやすみ日本」で朗読を聞いたので、「体調持ち直したか」と思っていた市原悦子の訃報。「家政婦は見た」の原作は松本清張の「熱い空気」。火が付いた矢が耳に刺さるという森光子の東芝日曜劇場版がトラウマものだったので、市原悦子のシリーズはほとんど見ていない。そんな自分が市原悦子で一番に思い出すのは、勅使河原宏の映画「他人の顔」。出てくる人は大概個性的でおかしいが、市原悦子と前田美波里はその中でも妙に印象に残る●

 平日の午前11時というのに連雀亭のビル階段に10人ほどの列。開場してすぐに満席になってしまった。出てくる演者がみな「こんなに入っているのは見たことがない」と云っていたが、以前一蔵と松之丞、小辰が出た時も凄かったが。

●鯉八「多数決」
 連雀亭に出るようになったのは去年の6月からだそうだ。そういえば他の成金メンバーは出ても、この人の名は見かけなかった。8年前初めて寄席で見た時のことを今でも覚えているが、「イタい」としか思えなかった。それが見るたびにじわじわと面白くなっていったのだからすごい。落語は夏休みの間、クラスで飼っているうさぎの餌やりをどうするか・・・という議題を話し合う学級会の新作。

●太福「男はつらいよ」
 連雀亭で浪曲を見るのは初めて、あの狭い舞台で曲師はどうするのだろうと思っていたら、ちゃんと上手にみね子先生が出ていた。ワンコインで浪曲を聞くのは申し訳ない気がするなぁ。この日は太福目当ての人が目立ったようだが、時間も限られているので脚本家の大西信行が山田洋次の第一作を浪曲台本にしたのを短めに。

●談吉「阿武松」
 タイムリーな相撲の噺。「今日は鯉八アニさんと太福さんでワンコインじゃ安いと思っている方が多いと思いますが、今からワタシでプラスマイナスゼロにしますから」と云って笑いを取る。左談次が亡くなり、いまはどうしているのかと思ったら、談修預かりとなったそうだ。談吉から頼みこんでの入門で、談修も戸惑ったようだが、ある程度出来上がった噺家を弟子として預かるというのは、千賀ノ浦親方も同じ。入場時にもらったチラシに「談修 談吉親子会」があったが、並んだ写真がまだ師弟には見えない。でも今度の師匠は若いから時間はある。これから落語界の貴景勝(?)となれば良い

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