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2018年12月17日21:28

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「いろとりどりの親子」

原作はニューヨークタイムズ紙ベストブックなど、アメリカ国内外で50以上の賞を受賞し、24カ国で翻訳された世界的ベストセラーです。
自分がゲイだと知った息子を受け入れようと苦悩した両親の姿に直面したノンフィクション作家のアンドリュー・ソロモンが、10年の歳月を費やして、親や周りとは「違う」性質を持った子どもを持つ300以上の親子たちのインタビューをまとめた本です。

映画では、LGBT、ダウン症、低身長症や自閉症など、6組の親子が直面する困難、戸惑い、その経験から得られる喜び、そして親から子への愛情が描かれます。大きな困難を抱える子どもと親が 語る、飾らない真実のストーリです。

トルストイは、「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はそれぞれに不幸である。」と言ったけれど、逆に「幸せの形は無限に存在している」という言葉がとても印象に残りました。

良い映画だと思います。しかし、愛情を持って育ててきた16歳の息子が8歳の子供を殺してしまって、ある日突然に奈落に突き落とされた両親の話は衝撃的過ぎて、他の話が霞んでしまうほどでした。弟妹は苦悩する親を見て、子どもは持たないと言います。一時は死を考えたものの、転居して生活し、終身刑とはいえ、息子とは時々は面会も電話もできるわけで、被害者の親がこれを見たらと思わずにはいられませんでした。これも大きな親子の問題とはいえ、ちょっと他の親子の話と並べるのは違和感がありました。
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