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2018年12月13日00:21

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パリを題材とした楽曲

 昨日は、1920年にラヴェルの『ラ・ヴァルス』が初演された日でしたが、今日は、1928年に、こちらの曲が初演された日です。
https://www.youtube.com/watch?v=o7AGoPObYYU

 ジョージ・ガーシュウィンの交響詩『パリのアメリカ人』ですが、Wikipediaの『パリのアメリカ人』のずっと下の方を読んでいくと、「カテゴリ」の中に「各都市を題材とした楽曲」というのがあり、パリと思しきところには、この曲とともに、次の7曲が紹介されていました。いずれも名曲なんでしょうが、ちょっと不思議なチョイスです。

・ジュリエット・グレコ:「パリの空の下」 
 https://www.youtube.com/watch?v=utOEvlXehHk
 


・ジャクリーヌ・フランソワ:「パリのお嬢さん」
 https://www.youtube.com/watch?v=aoyME2hZmb0 
 

 この2曲は、パリを題材とした楽曲の定盤中の定盤といえますから、まぁいいでしょう。

・ゲイリー・ムーア:「パリの散歩道」 
 https://www.youtube.com/watch?v=4I1iJsFA5e8
 

 これもまぁソチ・オリンピックで、羽生結弦選手が、金メダルを取ったときに使った曲で、比較的ポピュラーな作品です。

・ジョニ・ミッチェル:「パリの自由人」 
 https://www.youtube.com/watch?v=jQj6h8KpkiQ 
 

 アルバム『コート・アンド・スパーク』からシングルカットされた曲で、全米22位を記録した名曲です。

・沢田研二:「巴里にひとり」 
 https://www.youtube.com/watch?v=P5G7NBsCAUg
 
 
(このあたりから、ちょっと不思議感が漂うかな)。
 この曲は、海外進出を考えていた頃のジュリーの初期のヒットで、フランス語バージョンが日本語バージョンに先立ち、ヨーロッパでリリースされ、あちらでもヒットしたそうです。
 https://www.youtube.com/watch?v=bZgQPwoRGLw
 

 今年は、ジュリーのドタキャン騒ぎがあり、TVドラマ『寺内貫太郎一家』での「ジュリ〜!」のキメ台詞が懐かしい樹木希林が旅立った年でした。

・フアン・カルダレージャ:「パリのカナロ」
 https://www.youtube.com/watch?v=PKYQdTr0ZOA
 

 この曲は全く知りませんでした。1920年代の作品で、古すぎたんでしょうか?
 しかも、タンゴ! パリでタンゴとくれば、普通こちらをチョイスしそうなものですが。
https://www.youtube.com/watch?v=ZbQVy3ZzmXA


・ディーリアス:「パリ:大都会の歌」
 https://www.youtube.com/watch?v=gmvu66c7-oE
 

 ディーリアスにこんな曲があったとは全く知りませんでした。

 でも、もちろんパリを題材とした楽曲がたった8曲なんてことはないはずです。私程度の者がちょっと思い出したものだけでも、次の3曲があります。

 まずは、ド定盤の「パリの屋根の下」
 https://www.youtube.com/watch?v=zf4wUmBM6gk
 

 同名の映画作品に使われていた曲です(動画はそのオープニング)。映画の方は、世界的にはトーキー第2作であるものの、後世の映画人はトーキー第1作(「ジャズシンガー」)よりも圧倒的にこの作品に多くの映画技法を学んでいます。

 続いては、「パリは燃えているか」です。
https://www.youtube.com/watch?v=6QdCsxw16Tg

 NHKスペシャルシリーズ『映像の世紀』で使用された加古隆作曲の曲です。
 「パリは燃えているか」という言葉そのものは、狂人ヒトラーの言葉ですね。先の大戦でフランスは早々に降伏し、ヒトラーは易々とパリを占領したものの、戦況が悪化して、ヤケクソになったヒトラーはパリの破壊(焼き討ち)を命じてこう言ったと云われています。
 ところが、現場の人たちは、ナチスの将校も含めて、本音ではパリが大好きなものだから、表向き狂人の命令に従いながら、なんだかんだと理由をつけてパリの破壊を先延ばしして、結局パリは破壊を免れました。
 ラリー・コリンズとドミニク・ラピェールは、この間の事情をフランス・レジスタンス(共産主義者とドゴール派)と自由フランス軍によるパリの解放を描いたノンフィクションにまとめあげ(タイトルは「パリは燃えているか」)、この原作を基にしたルネ・クレマン監督(←『禁じられた遊び』の監督)の映画作品もありました。
パリは燃えているか(映画) 
https://www.youtube.com/watch?v=zz-nK3RU4JU


 最後は、フランシス・レイの「パリの巡り会い」です。
https://www.youtube.com/watch?v=GVjGSFr_4hA

 同名の映画作品のサウンドトラックなんですが、パリを舞台にはしているものの、作品の原題にパリは出てきませんし、私も、映画の方は観たことありません。ただ、自分的にはこの曲には雪のイメージがあり、聴くところでは、映画中にも、雪中のシーンがあるとのことなので、この動画なんかはピッタリという気がします。
 でも、よく見ると、旭川の公園みたいですね。行ったこともないのに、イメージだけでチョイスするとこんなことになってしまいます(>_<)
 今年は、フランシス・レイが旅立った年でもありました。
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