本日は、施設めぐり。
奈良県奈良市の、旧市街地の丘の上にある施設。
「旧奈良監獄」です。
明治時代に建てられた、総レンガ造りの異様にゴージャスな刑務所。
現時点で、日本最大のレンガ造り文化建造物。
なんと… 2016年まで少年刑務所として現役稼働していたそーだ。
11月23〜25日の3日間だけ、内部を一般公開するという事で
いざ、出撃。
以前、門まではバイクで行っているので道路&駐車場事情は把握済。
駐車場にクルマを停めて、観光がてらに散歩しつつココに向かう。
以前は静かで、時間が止まったような感じだったのを思い出しつつ…
なんぢゃあ〜 この混雑ぶりは〜 ものすごく客だらけ。
ココ、本当に刑務所なのか?
以前見た美しいレンガ造りの門扉をくぐると… 奥に左右対称のレンガ建造物。
主に職員が事務関係で使う「庁舎」。
他にクラブ活動室とか、講堂+舞台など、学校施設に近い物が。
少年刑務所なので、学校の要素もあった模様。
その奥が、牢獄が並ぶ建物。
中央に看守所があり、そこから正面、左右、斜め前の左右の5方向に
一直線に廊下があって、個室が並ぶ。
看守の居場所から、全部が見通せる実用重視の配置。
予想通りの大問題なのだが… 本来、刑務所というのは
多人数でゾロゾロと動く施設じゃない。
そこの大量の観光客が押し寄せてきたら… 廊下や階段がメチャ狭い。
照明もさほど無い上に設計が古いので、追加照明のための電力が足りない。
最大の問題が… トイレ。
本来は個室1つにつきトイレが1個完備と、数だけは他の施設に絶対負けないのだが…
屋外に簡易トイレが並んでいた。 ちゃんと配慮されている。
しかし、歴史を語る建築物としての価値はものすごくある。
この施設は、今後は改装されてホテルとして運用するらしいが…
建物そのままじゃ、ホテルなんて無理だろうな。
こんな個室に、泊まりたくないぞ…
ログインしてコメントを確認・投稿する