mixiユーザー(id:22841595)

2018年08月12日15:36

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ろ・く・で・な・しのお・も・て・な・し

 2年後にはこのクソ暑い時期にオリンピックを東京で開催するそうです。
 犠牲者が出たらどうするつもりなんでしょうね? まさか「想定外のことだった」とは言わないでしょうね。マスコミは2年前の今でさえ、よく「(生命に)危険な暑さ」と言ってますからね。 
 「(生命に)危険な暑さ」であることは、すでに十分想定の範囲内であるわけで、では、実際に、それで選手や観客が亡くなったら、誰か責任をとってくれるのでしょうか?
 聞くところでは、この時期の開催は、米国のテレビ局の都合によるもののようです。この時期、夏休み中で人々がリゾートに出かけたり、普段できない活動にいそしんだりして、視聴率が落ち気味になるので、それを挽回するためにこの時期でのオリンピック開催が欠かせなくなるのだそうです。しかも、そのテレビ局は莫大な放映権料を支払っているので、IOC(国際オリンピック委員会)としても、テレビ局側の意向に従わざるを得なくなる、というわけでこの時期での開催ということになるらしいです。
 狂ってますね。たかが視聴率のために人命を危険にさらして平気なわけです。ひどい話だと思います。
 犠牲者が出ても、テレビ局が何かしてくれるというわけでもなさそうです。何かしたところで、失われた命が戻って来ることはないことだけは確実です。

 ただ、一方で、だからといってオリンピックそのものを止めてしまえという主張には私は反対です。
 少なくとも、ほんの一握りではありますが、主役である選手たちが羽ばたける場であることは確かであり、彼らからそうした自己実現の機会を奪うべきとまでは思えないからです。開催の方式を改める等の工夫、改良を施せば弊害を抑えられるうちは、オリンピックそのものを廃止すべきではないでしょう。
 むしろ、廃止論者には、逆に問いたいです。オリンピック以外に同じだけの金を集めることができるマシなお金の使い道があるのか?と。
 オリンピックの経済効果等の見積もりに多分に甘いものがあるのは、私も重々承知していますし、開催方式にも山ほど問題はあるでしょう。また、オリンピックを中止して浮いたお金を大震災や水害の被災地の復興資金に充てるべきだとの考えもよく耳にしますし、私も復興にもっと金を充てるべきという点は賛成です。
 でも、オリンピックを止めて、復興に充てるという名目で、企業等がそんなに金を拠出するかは疑問です。ある程度の利益を充て込めるオリンピックになら拠出できた金を、復興のために彼らが拠出するとは、少なくとも何らの見返りも期待できないかぎり、考えにくいです。
 むしろ、先日可決されたカジノ法なんかに則って、カジノ施設の建設とかに使われてしまう方が、可能性としては高いような気がします。ある程度の利益が見込めますからね。
 でも、カジノとオリンピックとでは、まだ後者の方がマシだと思いますが。 

 いろいろ書いてきましたが、要は、オリンピックの開催時期を10月とかのもっと涼しい時期にずらせということです。
 それとも、私の考え方を逆手にとって、「10月開催では米国のテレビ局が金を出さないだろう。8月開催だから金を出すのだ」とでも反論しますか?
 でも、そこのところをのませるのが、本来、IOCや都知事や現政権の政治力だと思うのですが、誰もそれをしませんね。みんなこの暑さで(いや、ずっと前から)狂っているのでしょう。
 残念ながら、生命さえ危険に曝すろ・く・で・な・しのお・も・て・な・しが実現しそうです。
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