今年も毎年恒例のイベントの為、ビッグサイトへ向かう。以前は高校生鉄道模型コンテストと言う名であったが、いつの間にか高校生の名が外れてしまった。今も昔も高校生のコンテストがメインである事は変わりがないが、一般参加のレイアウトコンテストや初心者向けの運転体験等総合的なイベントに変わりつつあり鉄道模型コンベンションの差別化が難しくなっている。この日は前週のワンダーフェスティバルの残務処理があり、予定より到着が遅れてしまったので急いで会場を回り投票をした。その後昼食をとり再び会場に戻りゆっくりと見ると言う毎回恒例のパターンとなった。
・モジュールレイアウト
このイベントのメインであり、150校近くの参加があった。その中から1-2時間程度で投票をしなければならないのは厳しい。一通り廻って目に付いた作品から絞る事にしたが、1日目をフルに使って選びたいと思う。全体的な印象として実際の風景をモチーフにした作品が多かったが、一目見てモチーフと分かる建物を置くとその周辺が手薄になり易いと言う印象を受ける。実際の風景をモチーフにすると他校と票が割れる可能性もあるのもデメリットと言える。構成力が問われる分野だと思う。
・一畳レイアウト
こちらはスペースがある分様々な事が出来る。傾向として高さを競う印象がある。30-50�冂�度の山であれば良いが、もはや壁と言うものまであった。ここまで立体的にしなくても良いと思うが、私の母校の作品は路面電車であった。路面電車が悪い訳ではないが、高架線も勾配もないので立体感がなかった。せめて交差する路線を高架にする工夫は欲しかった。広さに見合った立体感のバランスが重要である。
・一般参加（T-TRAK）
一般参加であるが、独自規格のレイアウトである。出店数は多いものの高校生のコンテストに隠れて地味な印象を受けた。モジュールレイアウトよりもさらに狭いので実際の風景をさらに切り出したものか、メルヘン・ファンタージー調にしたものが多かった。ここでも配置の難しさを感じるが製作者が傍にいないのでPRもなければ質問も出来ないといった点が残念である。
その後KATOがメーカー出展をしていたので見る事にした。飯田線シリーズに続いて今回は肥薩線大畑駅を製品化する。駅建物の製品化ではなく大畑駅のループ線やスイッチバックをレイアウトパターンとして展示していた。建物と車両の合わせ技企画であるが、製品化される車両がななつぼしだけでは物足りなさを感じた。今後に期待したいが飯田線と併用するのか飯田線を終了させて大畑駅に注力するのか不明である。その他で気になったのはE231系3000番台八高線や205系5000番台武蔵野線等である。レイアウトの製作実演を行っていたので見学をした。
HOゲージの車両展示を行っていたので見た後、物販コーナーへ向かう。特に気になったものもないので引き上げる事にした。
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